Mottyの旅日記 Archive

Mottyが巡った場所の記憶と記録

観光地-街区

妻籠宿

木曽路の数ある宿場町の中で、最も江戸時代当時の姿を残していると言える宿場町であり、中山道六十九次の中の42番目に位置していた。 中山道の中でも、木曽谷付近だけを特別に木曽路と呼び、11宿があったのだが、この妻籠宿は南から2番目で、更に南にある馬…

関宿

かつて東海道の宿場町として栄えたところで、その町並みが今も残っている。 まだ世界の狭かった古代の日本では、鈴鹿山脈が、統治地域の中核である畿内周辺と辺境と見なされた東国を隔てていた壁であり、その東南麓には、境界を防衛、監視する施設として関所…

おはらい町

伊勢神宮の内宮の入口である宇治橋に繋がる鳥居前町。観光地として有名なおかげ横丁も、この鳥居前町の一角にある。 伊勢神宮は、そもそもは天皇家の宗廟であり、個人が崇拝する対象ではないのだが、中世以降は神領が豪族に押領されるなどで経済的な困難が続…

七間朝市

七間朝市の様子 大野市の城下町の中心、寺院が建ち並んで風情のある寺町の南西側の七間通りで行われる朝市。今では朝市に合わせ、通りも七間朝市通りという名になっている。 七間朝市が始まったのは、戦国時代という。越前の国主であった朝倉氏が信長によっ…

夢京橋キャッスルロード

両替商の看板を出して雰囲気を高めている銀行の店舗 国宝の彦根城を象徴とする城下町の彦根らしく、彦根城の主郭部の南にある京橋から続く通りの建物を、昔の面影を残したデザインに全て統一している。 全国に京橋という地名は多く見られるが、京へ向かう街…

日吉の馬場

日吉の馬場の特徴である穴太積みの石垣と白壁 日吉はヒエとも読み、日吉大社は全国の日吉神社、日枝神社の総本社である。また、比叡山と同じ読みであることから、自然の山そのものを崇拝する古代の山岳崇拝が神道化したというのは間違いなく、後には延暦寺と…

伊根の舟屋

伊根湾に並ぶ舟屋と湾口の青島 船を揚げる倉庫が伊根湾の海岸線に並ぶ様子は、海と一体となった生活を色濃く滲ませ、独特の趣を持った街並みを形成しており、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。 舟屋は、一見すると東南アジアによく見られる…

天保山

現在、広義の天保山という地名は、大阪のウォーターフロントの区画を指す言葉になっているが、その大本となる山は、江戸時代の天保2年(1831)から2年の間に、安治川の川ざらえによって出た土砂を積み上げた人工の山である。当時は標高が20mほどあり、桜や松等…

倉敷美観地区

江戸時代の町並みが残る倉敷川沿いの商家町。昭和54年(1979)に国の伝統的建造物保存地区に指定された。 倉敷は、江戸時代の寛永19年(1642)に直轄領となり、その代官所が置かれたのが繁栄の始まりである。天領の年貢を始めとする物資集積地となったことで商都…

神戸中華街

横浜、長崎と並ぶ、日本の三大中華街のひとつ。 JR元町駅を降りて南に100mほど進むと、明らかに周辺とは雰囲気の違う中華風の街並みが続いているところがある。これが神戸の中華街で、南京町ともいう。具体的には、東は鯉川筋から西安門のある元町パークロー…

北野異人館

神戸の市街地の北側、外国人の建てた建物が集中的に残っている地区を一般に北野異人館という。正確には、いくつもの洋館がある異人館街であり、公式サイトなどはその表記となっている。 幕末までの神戸は、どこにでもあるような漁師村の寒村だったが、幕末の…