資料館
高知城や土佐藩主山内家に特化した歴史博物館。平成29年(2017)3月の開館。 高知城や高知城下に関する展示はもちろん、高知城の主であった土佐藩主山内家に伝わった歴史資料や甲冑、刀剣といった武具類や、茶道具や能面といった美術工芸品を中心に展示してい…
高知県全体の歴史資料や民俗資料を展示している資料館で、どちらかといえば、民俗系よりも歴史系の展示が多い資料館となっている。そのためか、通称が歴史館となっているようだ。開館は平成3年(1991)5月3日。 四国をほぼ統一し、土佐の出来人と称された長宗…
安芸市に関する歴史資料や民俗資料を展示する資料館。昭和60年(1985)に開館した。 安芸の歴史は古く、平安時代から安芸郡という名があるように、安芸川や伊尾木川の運んだ土砂によって平野が広がり、早くから集落などが発展していたと思われる。 資料館は、…
中世に伊予守護職として、中予を支配していた河野氏の居城、湯築城に関する資料館。平成14年(2002)4月12日の開館。 松山の城といえば、松山城が真っ先に思い浮かぶが、中世の松山一帯を支配していた河野氏は、道後温泉にほど近い道後公園にあった湯築城を、2…
しまなみ海道が結ぶ芸予諸島の島々を拠点として、中世に瀬戸内で勢力を築き、海上交通を支配していた村上海賊に関する博物館。 平成16年(2004)10月の開館で、正式には今治市村上海賊ミュージアムという名前だが、これは令和2年(2020)4月に改称された名前であ…
元禄4年(1691)に開坑した別子銅山は、豪商住友家の商売の礎となり、明治時代の住友財閥の基盤にもなったが、昭和48年(1973)に閉坑した。 この記念館は、住友家飛躍の原動力となった、この別子銅山の歴史を伝えるべく、住友グループが共同で昭和50年(1975)に…
「二十四の瞳」の原作者である、壺井栄に関する資料を展示している施設で、二十四の瞳映画村内にある。平成4年(1992)6月の開館。 壺井栄は、小豆島出身の小説家で、岩井藤吉の五女として明治32年(1899)8月5日に生まれ、26歳の時に同郷の詩人壺井繁治を頼って…
高松城跡である玉藻公園の中にある、高松城や高松藩に関する資料館。陳列館という名前がシンプルすぎるのか、玉藻公園陳列館と呼ばれることもある。正確には、国指定史跡高松城跡ガイダンス施設陳列館という。玉藻公園に入場料が必要なことから、入館料は無…
鳴門にあった鳥居記念博物館時代の外観 正式には、徳島県立鳥居龍蔵記念博物館という。考古学、人類学の学者として精力的に活動した、鳥居龍蔵博士の業績を記念して造られた記念博物館。 博士は、徳島市に生まれ、小学校中退ながら独学で勉強を重ね、20歳の…
徳島城は、江戸時代に阿波と淡路2ヶ国を領した徳島藩蜂須賀家の居城であったが、その徳島城の本丸御殿を模した書院造りの建物が、徳島城博物館である。開館は平成4年(1992)年10月。 徳島城と冠するだけあって、徳島藩蜂須賀家の藩政や江戸時代当時の徳島城下…
若桜町の歴史民俗資料館で、若桜郷土文化の里の施設の内のひとつに位置付けられている。昭和56年(1981)11月23日の開館。 若桜町は、平安時代に編纂された辞書「和名類聚抄」に登場するほど古い地名で、若桜(稚桜)部にまつわる地名と考えられている。 若桜部…
鳥取市やその周辺の歴史に関する博物館。開館は平成12年(2000)7月1日。 博物館内部は、常設展の1階と企画展の地下に分かれ、常設展部分は、古代から近現代までの鳥取の様子をビジュアル的に分かりやすく展示してあり、どちらかと言えば、あまり歴史に詳しく…
鳥取城跡に建つ県立の博物館で、博物館ながら、展示内容には美術系のものも含まれる。昭和47年(1972)10月1日の開館。 県立博物館の前身には、同じ鳥取城跡に建つ仁風閣内に設立された、鳥取県立科学博物館があった。昭和24年(1949)に開館したこの博物館では…
倉吉市と合併した関金町にあった入場料は無料の資料館で、もとは関金町資料館という名前だったが、合併後は関金資料館という名前となった。平成8年度(1996)に開館し、同26年(2014)に閉館。 資料館には、中国山地の産業であったタタラ製鉄や木工加工の木地師…
偕楽園内にある、水戸藩2代藩主光圀と9代藩主斉昭を祀る常盤神社のすぐ隣にあり、両公に関する資料を展示している。開館は昭和32年(1957)2月で、常陽銀行が建設し、献納された。厳密には、常盤神社の付帯施設であり、博物館や資料館ではないのだが、博物館相…
佐倉城内の椎木郭に建つ国立歴史民俗博物館 佐倉城内にある国立の歴史民俗博物館で、昭和56年(1981)4月14日に設立されたが、一般公開は同58年(1983)3月からである。愛称は、歴博(れきはく)という。 日本には、美術系の国立博物館は明治時代から存在したが、…
主に戦国大名の北条氏5代と江戸時代の小田原城下町をテーマにした歴史資料館だったが、NINJA館の愛称でリニューアルされ、現在は北条氏配下の忍者集団であった風魔党が展示の中心となっている。昭和4年(1929)建設の小学校の講堂を利用して平成10年(1998)4月1…
前身は、明治39年(1906)9月21日に開館した明治三十七、八年戦役紀念館で、最初は松本尋常高等小学校内にあった。 その後、昭和23年(1948)には松本市立博物館として新たに開館され、山岳、民俗、考古、歴史、教育という5部門に分かれた総合博物館となり、小動…
昭和42年(1967)5月に完成した郷土館。高遠町に関係する歴史資料や文化資料、民俗資料の展示があり、高遠藩の藩主であった内藤家や鉾持神社、新城神社、藤原神社から委託された資料も保管していた。 訪れた際、この郷土館で貰ったパンフレットに歴史博物館が…
江戸時代に松代藩主だった真田家所有の品々や、松代藩に関する資料を展示している資料館で、昭和41年(1966)に真田家より伝承の品々が寄贈されたことから、同44年(1969)に開館した。 真田氏は、もともとは信濃の大族海野氏の流れといわれる。武田信玄に仕えた…
かつて存在した木曽福島町が設立した郷土館で、昭和44年(1969)5月1日の開館。 そもそもは、木曽福島町の合併前の前身である福島町の福島小学校内の一角に郷土資料を収集した郷土館が設けられたのが最初という。その後、昭和42年(1967)に福島町と新開村が合併…
安田城跡資料館の外観 安田城に付随した資料館で、入場料は無料。 天正13年(1585)に佐々成政の富山城を秀吉が攻める際、その本陣となった白鳥城の支城として築かれた安田城に関する資料館で、昭和56年(1981)に安田城跡が国指定史跡になった際に、城跡の整備…
前身は、昭和48年(1973)10月20日に開館した魚津市立歴史民俗資料館で、同53年(1978)には別館を増築し、さらに同62年(1987)10月1日には、民俗資料館とは別に、現YKK株式会社である吉田工業株式会社の寄贈を受けて吉田記念魚津市立郷土館が開館した。そして、…
加賀の一向一揆の最後の拠点となった鳥越城と二曲城の間にある、一向一揆に関する歴史資料館で、両城の案内室の役割も担っている。平成13年(2001)4月14日の開館。 加賀を支配した一向一揆は、長享2年(1488)に守護大名の富樫政親を打倒したことにより、国人衆…
津幡ふるさと歴史館れきしるの外観 平成28年(2016)4月21日に開館した、郷土館的な性格もある歴史館。愛称は「れきしる」。 津幡という場所は、能登、加賀、越中の結節点で、古くから交通の要所として発展していた。そのため、歴史的な遺跡も多く、国指定史跡…
かつての神岡町こと、飛騨市高原地区の資料を集めた郷土館。鉱山資料館と神岡城、旧松葉家住宅の3つの施設で構成されている。入場料は3館共通。 旧神岡町は、奈良時代から採掘されていた神岡鉱山の影響が強く、中世に高原で興隆した江馬氏も、鉱山資源をその…
関ヶ原の合戦での、家康の最終陣地である陣場野公園の前にある資料館。昭和57年(1982)に関ケ原町歴史民俗資料館として開館し、令和2年(2020)10月21日からは、関ケ原町歴史民俗学習館に改称されている。 訪れた頃は、まだ歴史民俗資料館の時代であったが、こ…
郡上八幡の歴史や民俗を紹介している資料館で、平成3年(1991)の開館。 博覧館の主となる展示は、徹夜で踊り続けるという、あの有名な郡上おどりで、館内で実際に踊りを体験することもできる。 日本三大盆踊りに数えられてる郡上おどりは、郡上節とも呼ばれ、…
斎藤道三や織田信長が本拠を置いた岐阜城のある金華山の、西側の麓にある岐阜市立の歴史博物館で、昭和60年(1985)11月1日の開館。 歴史に特化した博物館だけあって、先史時代から上代の遺物や、中世から近代までの史料数は多く、常設展もなかなか見応えがあ…
斎藤道三や織田信長が本拠を置いた岐阜城跡にある資料館で、昭和50年(1975)4月に開館した。 岐阜城は慶長5年(1600)の関ヶ原の合戦の前哨戦で落城して荒廃し、江戸時代には廃城となって加納城へと機能が移されたが、この資料館では、岐阜城の前身である稲葉山…