Mottyの旅日記 Archive

Mottyが巡った場所の記憶と記録

かさがた温泉

かさがた温泉ふところ館

 笠形山の南の岡部川沿いにある温泉で、せせらぎの湯という名前が付けられている。平成9年(1997)11月22日の開湯。

 市川から八千代へと越える県道34号線沿いにある温泉で、付近には何も無く、川沿いの田園と山の風景が広がる場所にある。山の斜面を切り拓いたといっても過言ではない立地で、まさに山間の温泉という感じだ。

 温浴施設は、そのような立地による制限なのか、訪れた時は上下2棟という珍しい構成で、下はふところ館、上はみはらし館という名前が付いていた。ただし、みはらし館は令和元年(2019)の末に閉館となっており、現在はふところ館のみの営業となっている。

 両方とも比較的シンプルな温浴施設ではあるが、ふところ館はやや凝った造りのようで、みはらし館は小じんまりとした浴槽ではありつつも山の景色が堪能できるようになっていた。

かさがた温泉みはらし館

 泉質は、アルカリ性単純温泉で、少しぬめりがあって柔らかい浴感の温泉である。源泉は、地下約1500mから湧出しているが、温度が28.6℃と低めなので、当然ながら加温であり、また、循環式でもあるようだ。

 訪れた時に入浴したのはみはらし館で、施設では地元のものを含めて様々なものを売っており、昭和時代の温泉施設という雰囲気があった。足湯に浸かりながら食事を摂れる場所もあるようで、鄙びたレトロな温泉施設に森林浴をするつもりで出掛けると、とても満足できる温泉だろう。

 

最終訪問日:2018/5/5

 

 

県道から曲がってせせらぎの湯に入っていくと、どんだけ上って行くねん!と思うぐらい急勾配の坂を上がっていくんですが、そのおかげで深い木々の中に温泉があるような、そんな温浴施設になっています。

木々をぼんやり眺めながら入る温泉は、のんびりできていいですね。