Mottyの旅日記 Archive

Mottyが巡った場所の記憶と記録

神戸ハーバーランド温泉 万葉倶楽部

 全国に展開する万葉倶楽部の9番目の店舗で、オープンは平成22年(2010)7月23日。

 全国の万葉倶楽部や万葉の湯がそうであるように、この施設も温泉はタンクローリーでの輸送となっている。その源泉は、約22kmほど離れた三木市吉川町の美嚢川近くで、温泉を採取して毎日運んでおり、源泉名はさとわき湧玉の湯とあった。その泉質は、アルカリ性単純温泉で、湧出温度は27.1℃である。

 JR神戸駅や地下鉄ハーバーランド駅から至近の、プロメナ神戸がある建物の7階から16階までと屋上の一部が万葉倶楽部として営業されており、駅からのアクセスや、商業施設との近さは申し分無く、完全な都市型の健康ランドと言えるだろう。

 内部は、健康ランドらしく多彩な施設があるが、浴室は他のスーパー銭湯などと比べると比較的シンプルにまとめられており、普通の内湯と水風呂、人工炭酸泉、2種類のサウナがある程度である。ビルの内部という構造上、工夫を凝らして天井は高くなっているが、通常の露天風呂は無く、また、加温の単純温泉ということで、浴感が薄い点などは、致し方無い所だろうか。また、岩盤浴は浴室と同フロアには無く、ひとつ上の階に設置されていた。

 浴室以外の部分に関しては、食事処、軽食、映画、リラクゼーションルーム、漫画、ゲームコーナーなど、健康ランドらしく非常に多種多様で、家族揃って長時間遊べるようになっている。また、客室も設けられており、宿泊や休憩も可能となっていたが、これは他の万葉倶楽部も同様のようだ。宿泊したことはないが、商業施設に近い事から、宿泊施設としてもかなり有用なのではないだろうか。

 都市型ということで駐車場が提携駐車場となるほか、館内の移動でエレベーターを多用しなくてはならないところがやや難点だが、温泉だけではなく全体として見た場合には、滞在を非常に愉しめる施設である。

 個人的には、屋上の足湯から神戸の夜景を眺めることができるのが最も気に入った点で、それは神戸の夜景の最も華やかな部分を切り取ったような眺めだった。春や秋などは、夜景を眺めながら心地よい風に当たりつつ、何時間でも過ごせそうだ。

万葉倶楽部の展望足湯からの神戸の夜景

 

最終訪問日:2023/9/30

 

 

不思議と、年に1回ぐらは行く場所になっていますね。

1度存在を認識してしまうと、神戸の街で買い物や遊びに疲れた時に、ついつい、もうゆっくりしてから帰るか!になってしまいがちです笑