Mottyの旅日記 Archive

Mottyが巡った場所の記憶と記録

こんだ薬師温泉

 篠山市今田町にある温泉。ぬくもりの郷という複合施設の中心施設として、平成16年(2004)2月1日にオープンした。

 源泉は、地下1300mから湧出する31℃程度の食塩泉で、泉質は、アルカリ性の含弱放射能-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉である。湯に温泉らしい匂いはあるものの、成分分析表にあるような薄い塩味というのはほとんど感じられず、塩化物の含有量は少ない。

 温泉は、ぬくもりの郷という、国道372号線から少し奥に入った場所にある施設の中にある。施設は、宴会場も備えるレストランのある1階、軽食が楽しめる休憩スペースを備えた2階、そしてそこから奥まったところにある温泉の3つの施設でできており、全体としては純和風の木造建築で、温泉宿のような雰囲気があった。

 浴室設備はシンプルな構成で、浴室には高めと低めの温度に設定された内湯が2つと源泉風呂、そしてサウナ、水風呂があり、内湯2つと源泉風呂は源泉掛け流しである。源泉風呂は31℃前後と温度が低いので、高めの湯で体を温めて源泉風呂で冷やすという入り方が温冷浴的で良いのかもしれない。

 露天風呂は、内湯と同じく高めと低めに設定された2つの岩風呂のみで、打たせ湯もあるようだが、こちらは訪れた時には休止となっていた。この岩風呂の底には立杭焼の陶板が敷き詰められており、篠山らしい風呂と言えるだろうか。

 訪れた日は、季節的に露天風呂近くの桜に花が残っており、桜が散る中での花見風呂といった風情が楽しめて、かなり良かった。内にも外にも高めと低めの湯温が設定されており、ぬる湯の長湯好きな自分としてはこれがかなりのポイントで、時間があればいつまででも長湯してしまいそうだ。

 また、風呂上りにレストランで食事をしたが、猪肉コロッケなどもあり、ぼたん鍋で有名な篠山の味覚も味わうことができる温浴施設である。

 

最終訪問日:2013/4/10

 

 

4月初旬のツーリングは、走っているとまだまだ体が冷えるんですが、そんな時に暖を求めて何気なく寄った温泉でした。

ですが、温度が違う浴槽で長湯し、篠山名物の猪肉のコロッケを食べ、完全にアタリでしたね。

寒い時期にまた寄りたい温泉です。