大正12年(1923)にスキーが始められたという神鍋高原にあるスキー場の中で、一番麓に近いスキー場。開業年は不明だが、昭和中頃にはすでにあったようだ。
噴火口が残る標高469mの神鍋山の東南麓に位置し、メインとなる山頂コースの他に、なだらかな緩斜面が長く続くうえ野平、中級者用のみやの森、北壁と呼ばれる上級者用のコースがあり、主にこの4つのコースで構成されている。これらの滑走ゲレンデに加え、麓にキッズエリアがあり、ファミリー層や初心者に最適なスキー場と言えるだろう。
また、最近は夏のアクティビティも充実しており、定番のキャンプ場やグラススキー場はもちろん、MTBコースや気球体験などもあって、年間を通したアウトドア体験を提供する場所になっている。
スキー場のコース別の性格としては、うえ野平コースは、超がつくほどの初心者コースで、これだけフラットで緩斜面が続いているのも珍しく、誰かを教えるのにはもってこいのゲレンデだろう。このうえ野平を滑りながら右手に見えるのが、上級者用の北壁コースだ。距離は短いが幅が広く、まさに壁という名前が相応しいほどの圧迫感がある。
スキーを始めた当初はこの北壁を征服したいと思っていたが、そのまましばらく行っていないので、久しぶりに本気で滑りに行きたいコースだ。ただ、アクセスが良く、初心者用ゲレンデが充実しているという特徴から、家族連れが非常に多い為、平日などの人が少ない日でなければ、そこそこ滑ることができる人は消化不良になってしまう恐れもあるだろう。そこだけが難点ではある。
最終訪問日:1992/2/8
幼い頃は、親に連れて行ってもらう定番のスキー場でした。
スキーが上手かった親にしてみれば、消化不良のコースやったんやろうな~
親に感謝!