Mottyの旅日記 Archive

Mottyが巡った場所の記憶と記録

音水湖 (引原ダム)

静かな音水湖の眺め

 兵庫県の最高峰である氷ノ山の南麓を源流とする引原川に設けられた、引原ダムによる人造ダム湖。読みはオンズイと濁る。

 引原ダムは、昭和16年(1941)に工業用水確保と発電用のダムとして事業が開始され、中断を挟んで昭和32年(1957)に多目的ダムとして竣工した堤高66mの重力式ダムで、湛水面積88haの規模を誇り、ダム湖らしく非常に細長い形をしたダムだ。

 この細長い形状を利用して1000m級のカヌーの常設コースが設定されているほか、カヌー体験もできるなど、カヌーの名所としても知られている。

 音水湖周辺は、現在は氷ノ山後山那岐山国定公園に含まれており、ダム下流に音水渓谷や赤西渓谷、原不動滝など、自然豊かな名所が多い。音水湖自体も非常に風光明媚で、遠くまで続く穏やかな水面と深い山々の情景が、とてもダム湖とは思えないほどの深い自然を感じられる。

 兵庫県の北西の奥の奥、かつての難所である戸倉峠にほど近い場所に音水湖はあり、ひたすら続く上りの道を走っていくと、突然、山が開けて視界に入ってくる湖が非常に神秘的で、とても印象深かった。実際に訪れて湖畔に立つと、奥行きが非常にある湖で、その奥行きの深さが、この湖の独特の趣を醸し出しているのだろう。山々に囲まれた、非常に静かな湖である。

 

最終訪問日:2022/5/24

 

 

スキー場に行くときなど、白い雪景色の中に広がる湖面にハッとしたりして、ダム湖ながらとても印象深い場所です。

こんなきれいな場所をカヌーで漕ぎ廻れたら、とても気持ちいいでしょうね。

いつかカヌー体験に行きたい場所です。