Mottyの旅日記 Archive

Mottyが巡った場所の記憶と記録

神戸中華街

 横浜、長崎と並ぶ、日本の三大中華街のひとつ。

 JR元町駅を降りて南に100mほど進むと、明らかに周辺とは雰囲気の違う中華風の街並みが続いているところがある。これが神戸の中華街で、南京町ともいう。具体的には、東は鯉川筋から西安門のある元町パークロードまで、南は栄町通から北は元町商店街までの間がそうであるが、その外縁にも中華の店は存在している。

 中華街の起こりは、慶応3年12月7日(1868.1.1)に神戸港が外国に開港された際、通商条約を結んでいなかった清の労働者は居留地に住むことができず、居留地の西北にあたる中華街の周辺に住みついたのが始まりという。それ以来、商売上手の華僑の手によって街は発展し、中華の色彩が濃い一角になった。

 第二次大戦後、空襲で街が焼失した為、歓楽街として再興したものの、再興の過程で街の中華色は薄れていくようになる。1980年代に入ると、かつての中華色の街に戻そうと華僑の間で活動が始まり、街並みが整備された結果、現在の観光地としての中華街となった。

 基本的に地元なので、行こうと思えばすぐに行けるのだが、灯台下暗しというか、頻繁に行くことは無く、近く行っても素通りすることが多い。昭和の後半の頃までは、安くて美味しい中華料理を食べることが出来る一角だったそうだが、今では観光地化してしまって観光客向けの高い品目が増えたというのは、地元の高齢者からよく聞く話である。実際、独特の街並みは好きなのだが、観光客向けの高めのものが多く、人も多いので店に寄ったりすることはあまりないというのが、多くの地元の人間の感覚かもしれない。

 

最終訪問日:2019/11/26

 

 

灯台下暗しではありますけど、なんだかんだ数年に1度は立ち寄っている街です。

不思議と、ほとんど店が閉店した時間にブラブラしていることが多いですね。

人のほとんどいない中華街も、また趣が違っていいものです。