Mottyの旅日記 Archive

Mottyが巡った場所の記憶と記録

大鳴門橋記念館

 大鳴門橋完成を記念して、橋の開通と同じ昭和60年(1985)に建てられた資料館。現在はリニューアルされ、「うずの丘」が冠されている。

 かつては、記念館の内部にうずしお科学館と淡路人形浄瑠璃館が併設されており、淡路人形浄瑠璃館では、郷土の伝統芸能で400年の歴史を持つ、国の重要無形民族文化財にも指定された人形浄瑠璃が毎日上演されていた。その後、リニューアルに伴って人形浄瑠璃館は閉館し、訪れた時は不思議体験ミュージアムというのに変わっていたが、これも有期のようなので、毎年色々と企画を変えているようだ。また、エントランスの広い空間だった場所には、味市場という物産展スペースが開設されており、様々な地場の土産物を買うことができるようになっている。

 一方、うずしお科学館では、国内最速の流れを持つ鳴門の渦潮についてのメカニズムやそのデータ、現在の様子などを見ることができるほか、うずしおシアターでは3D立体映像が放映されているが、こちらは昔とあまり変わっていないようだ。ちなみに、記念館への入場自体は無料だが、不思議体験ミュージアムなどの企画展とうずしお科学館は、入館料が別となっている。

 南淡路には、目的地にするような大きな目標物が少ない為、ついつい近くを通った時に立ち寄って休憩してしまう場所で、寄れば必ず大鳴門橋の写真を撮ってしまう。その為、その時々の橋近辺の様子や天気などが同じ構図で比較できて個人的には面白い。ただ、鳴門海峡まで距離がある為、霞みがかってあまりはっきりと見えないことも多いのが残念と言えば残念だ。

 以前はいつ行っても割と閑散としており、それがのんびりできて良い所でもあったが、不思議体験ミュージアムが人気なのか、リニューアル後に訪れた時は駐車場待ちも出るほどで、立地が同じなのに中身でこれだけ変わるのかと驚いた。また、今は味市場などでの土産も充実しており、玉ねぎ版UFOキャッチャーが人気となっているほか、土産物のほとんどは試食が可能で、どれを買うか選び易くなっている。

 

最終訪問日:2013/9/15

 

 

いかにもハコモノ優先といった感があった、20世紀末の閑散とした記念館は今は昔ですね。

今では南淡路の観光スポットになっています。