自然-滝
急峻な山が幾重にも折り重なり、その深い渓谷は祖谷渓と呼ばれ、平家の落人伝説が残るというほどの山深さだが、その祖谷渓を形作る祖谷川沿いには、2本のかずら橋が架かっている。そのかずら橋の内、より奥にあるほうの二重かずら橋のすぐ下にある滝を、丸石…
華厳滝を正面から 中禅寺湖から流れ出す部分にある滝で、華厳ノ滝や華厳の滝とも書き、読む方でも「ノ」が入ったり入らなかったと、揺れがある。落差は97mで、日本三大名瀑のひとつ。国の名勝にも指定されている。 中禅寺湖の脇に聳える男体山がまだ形成され…
小野の滝近景 木曽八景のひとつ「小野ノ瀑布」で知られる滝。地図上では小野ノ滝とあり、現地は小野の滝という表記で、仮名が違っていた。少し表記の揺れがあるようだ。 中央アルプスの風越山に発する清流が、木曽川へと流れ込む少し手前にある滝で、古くか…
養老の滝と碑 揖斐川の支流津屋川の水源となる養老山地の滝谷にあり、落差32m、幅4mを誇る滝で、日本の滝100選のひとつ。滝の下流では、流れは涸れ谷となり、伏流水となって津屋川へと流れ込んでいる。ちなみに、現地では養老の滝の表記であったが、「の」が…
日本有数の133mの落差があり、この最も落差を持つ滝を一の滝とし、少し上流にある二の滝、三の滝を合わせて那智大滝と呼ぶ。滝自体が、熊野那智大社の別宮である飛瀧神社の御神体となっているほか、国の名勝に指定されている。 滝全体の落差で言えば、富山の…
飛龍の滝大滝近景 千種川から支流を2.5kmほど遡ったところにある滝で、2段合わせて落差4mの小滝と、16mの大滝から成る。 国道373号線の久崎三差路から徳久方向へと入り、千種川を渡って上月工業団地を抜け、東向きから南向きへと方向を変えながら千種川の支…
木々の隙間から見える原不動滝中ノ段 揖保川の支流である引原川の、そのまた支流である八丈川を1.5kmほど遡っていった先にある滝。日本の滝100選に選ばれている。 その昔、美しい渓谷に消えていった飛龍を見た修行僧が、龍を不動明王の化身と思い、その渓谷…
闘龍灘全景 播州平野の稲美野を潤す加古川の中流、中国自動車から1kmほど北のところにある幅広の滝。地図や交差点名には、竜の字で闘竜灘と表記されていた。 幕末の詩人梁川星巖が漢詩に詠んだ事から名付けられたという闘龍灘は、かつて栄えた加古川の水運が…
最下段の尻壺 揖保川の支流、林田川の源流近くの支流にある滝で、水流が長い年月をかけて岩盤の石英粗面を削り、流れ落ちた先で大小数十もの小さな滝壷を作っている。これら滝群の最大のものが鹿ヶ壺で、鹿の寝姿に似ていることから名付けられ、この一帯の滝…
魚ヶ滝を上から 市川の上流、生野銀山近くの銀山湖に流れ込む手前約1kmのところにある滝。 落差は2mちょっとしかない滝なのだが、子供たちが飛び込むにはちょうど良く、また、滝の近くが浅く穏やかな広い空間となっている為、兵庫県下では水遊びできるスポッ…