Mottyの旅日記 Archive

Mottyが巡った場所の記憶と記録

原不動滝

木々の隙間から見える原不動滝中ノ段

 揖保川の支流である引原川の、そのまた支流である八丈川を1.5kmほど遡っていった先にある滝。日本の滝100選に選ばれている。

 その昔、美しい渓谷に消えていった飛龍を見た修行僧が、龍を不動明王の化身と思い、その渓谷にある滝で修行したことから、不動滝と呼ばれるようになったという。

 滝は雄滝と雌滝から成り、案内板には落差88mとある。ただ、滝が3段に分かれ、しかも上段の滝がほとんど見えない為か、見た感じはそれほど大きくは感じない。3段構成となっているのも特徴的だが、雄滝の下段の滝壷に、水源が別の雌滝が注いでいるのも独特で、印象に残る滝である。

原不動滝説明板

 滝を見るために登っていく登山道は整備が行き届いており、滝を見る為の観瀑橋という橋が架かっていることもあって、割と楽に見ることができる滝なのだが、この橋より先の展望台までの道は一転して非常に険しい。また、この遊歩道は有料である。これとは別に、有料の入口の横には参道があり、こちらは無料で中段の滝壷まで行けるが、かなり細い上に柵も無く、一歩間違えれば転落してしまう道なので、体力の無い人には厳しいだろう。とは言え、こちらは滝壷まで迫ることができるので、間近で滝の迫力を感じたい人には、こちらも間違いなくお勧めできるルートである。

 

最終訪問日:2008/12/13

 

 

訪れた時刻が夕方だったせいか、なんとなく儚い印象が残っている滝です。

いくつもの白い糸が跡を残すような、そんな滝らしい滝でした。