Mottyの旅日記 Archive

Mottyが巡った場所の記憶と記録

温泉銭湯

松代温泉

城下町として有名な、旧松代町周辺に湧出する温泉。複数の泉質の違う源泉があるため、松代温泉郷と呼ぶ方が正しいのかもしれない。 松代温泉は、かつては加賀井温泉とも呼ばれ、日蓮上人が島流しの前後に2回入浴したという。この島流しは、文永8年(1271)の佐…

代山温泉

木曽谷周辺には、木曽山脈の造山運動の影響からか、いくつもの小さな温泉があるが、この代山温泉もそのひとつで、木曽福島駅の南東側の国道に向かう坂の途中にある木曽宿という1軒宿の温泉。代山はシロヤマと読む。 泉質は、含二酸化炭素-ナトリウム・カルシ…

旭湯温泉

信州最長寿の温泉宿ともいわれる、佐久ホテルの温泉。正確な源泉名としては、旭湯のみであるが、一般的な名称として使われている旭湯温泉とした。 佐久ホテルの前身となる宿が開業したのは、室町時代の正長元年(1428)で、望月城主望月河内守が、宿泊と食事の…

五十沢温泉

南魚沼市にある一軒宿の温泉。イカザワと読む。 昭和51年(1976)に発見されたという比較的新しい温泉で、消雪用の井戸を掘っていた時に、僅か60cm足らずの深さで湯脈に当たり、翌々年から温泉としい開湯したという。以後、掛け流しの温泉として、スキー客など…

赤倉温泉

赤倉温泉は、江戸時代の文化13年(1816)に、高田藩の藩営事業として開かれた。一本木新田にあったことから、当初は一本木温泉と呼ばれていたという。 赤倉温泉開湯の嚆矢は、開湯の2年前に、地元の庄屋が妙高山の北地獄谷の温泉を麓に引いて湯治場を作りたい…

氷見温泉

氷見市内には温泉が散在しており、それらを総称して氷見温泉と呼ぶのだが、複数の源泉があることから、氷見温泉郷と呼ぶのが正確だろうか。ただし、単純に氷見温泉と呼んだり、市内でも個別に別の名で呼んでいる温泉を含める場合もあるようで、呼び方は一定…

有磯の湯

氷見駅前すぐのところにあるスーパー銭湯。 平成13年(2001)8月7日に開店したそうで、訪れた時は開店から1ヶ月しか経っておらず、建物内の施設が真新しくて気持ちよかった。 この有磯の湯では、光明石温泉というのが目玉である。 光明石というのは、岡山県の…

金沢松島温泉 (テルメ金沢)

金沢にはいくつか温泉があるため、金沢の後にその地名を続けて温泉名としており、金沢松島温泉もそのひとつなのだが、温浴施設としてはひとつしかなく、実質的にはテルメ金沢のことで、こちらの方が一般的に名前が通っていると思われる。また、源泉名として…

東洋健康ランド

中国的な雰囲気を持たせた健康ランドで、外観は、九龍城が存在した頃の香港のような雰囲気があった。平成28年(2016)8月31日をもって閉館している。 健康ランドの建物は、2階建て程度の横長の建物に大きな看板と目立つネオンという一定のフォーマットがあった…

下呂温泉

日本三名泉のひとつ。開湯は、飛騨編年史要に延喜年間(901-23)、飛州志に天暦年間(947-57)とあるが、いずれも平安時代のことで、湯ヶ峰の山頂近くでの湧出が発見されたという。 最初の源泉があった湯ヶ峰は、小規模な火山で、約10~12万年前に溶岩ドームを形…

臥龍温泉

飛騨一之宮の天然記念物、臥龍桜から名を取った温泉。高山市街から5kmほど南に離れているが、高山市内というこもあり、高山温泉郷の中に含められることもある。 詳細は不明なのだが、施設自体は、かつては臥龍温泉ひまわりとして営業していたようで、平成23…

長島温泉

揖斐川と木曽川に挟まれた輪中である長島の最も海に近い部分にあり、遊園地やプールも併設されている日本最大級のスパリゾートとして、中京地区を中心によく知られている温泉。 長島温泉自体の歴史としては、天然ガスの試掘中に湧出したのが最初で、昭和38年…

熊野温泉

入り組んだ海岸線が多い紀伊半島の中で、新宮市から熊野市にかけては、例外的になだらかな七里御浜という海岸線が続いているが、その七里御浜の海岸線の北端から、やや山側に入ったところにある温泉。 以前は、「かんぽの宿 熊野」という簡易保険の加入者を…

敦賀温泉

敦賀市内にある、昔ながらの銭湯。公式な情報として確認したものではないが、明治38年(1905)の創業らしいので、かなりの歴史がある銭湯ということになる。 敦賀市内の中心部、国道8号線と笙の川の間に、敦賀港に向かって南北に走る比較的大きな道路があるが…

山都の湯

なごみの里山都の左奥の八角屋根が温浴施設 多可町の旧八千代町区域の山都地区にある、なごみの里山都という施設に併設されていた鉱泉による温浴施設。現在は利用休止となっている。 利用したのは、平成21年(2009)から同26年(2014)までの間の数回で、少なく…

つばきの湯

水口にある人口温泉を備えたスーパー銭湯で、つばきの湯というのが通称ではあるが、水口温泉とも名乗っている。開店は平成24年(2012)4月21日。 浴室設備は、一般的なスーパー銭湯と変わらず、内湯には白湯とジェットバス、電気風呂があり、サウナも乾湿の2ヶ…

石山南郷温泉

琵琶湖から流れ出る瀬田川沿いにある温泉。 かつては、通称として南郷温泉と石山温泉として別の名を名乗っていたが、どちらも自噴の源泉がある岩間山中から導水しており、現在は石山南郷温泉としているようで、源泉名も石山南郷温泉となっていた。ただ、自分…

湯川温泉 (南紀湯川温泉)

有名な勝浦温泉のすぐ近くにある温泉。岩手県にも湯川温泉がある為、南紀湯川温泉と呼んで区別することもあるようだ。 紀伊半島の東岸は温泉が多く、有名な勝浦温泉を中心に何ヶ所か点在している。この湯川温泉もそのひとつで、古来より熊野詣の湯垢離場とし…

湯浅温泉

温泉宿泊施設湯浅城の前景 豪華な城の形をした温泉宿泊施設の湯浅城の温泉。訪れた時は国民宿舎湯浅城という名前だったが、今は国民宿舎ではなくなっているようだ。ちなみに、国民宿舎湯浅城は昭和57年(1982)9月の開業で、開湯も同時だったのだろう。 入浴は…

浅茂川浦島温泉

浅茂川浦島温泉からすぐの八丁浜海岸 丹後半島の北側に位置する、日本海に面した海辺の温泉。 丹後半島にはいくつか温泉があるが、浅茂川浦島温泉もそのひとつで、八丁浜浅茂川海水浴場付近に、平成10年(1998)に新たに湧出した比較的新しい温泉である。 浅茂…

和気鵜飼谷温泉

和気鵜飼谷温泉の外観 和気鵜飼谷温泉は、字の通り和気町にあるホテルの中の温泉であるが、宿泊客だけではなく立ち寄り湯も利用可能となっている。開湯は、平成7年(1995)の11月。 温泉は、湧出温度39.9℃のアルカリ性の単純温泉で、単純温泉だけに湯の色や匂…

湯原温泉

湯原温泉の公衆露天風呂砂湯 湯原温泉は、湯が自噴する河原の意が名前となっており、古くから湯郷温泉や奥津温泉とともに美作三湯に数えられ、昭和31年(1956)に国民保養温泉地としての指定を受けたことから、温泉街として大きく発展した。現在も、ホテルや旅…

湯の瀬温泉

江戸時代に岡山藩が整備した小森温泉から近く、国道429号線から県道を1kmほど入ったところにある、湯の瀬温泉旅館という1軒宿の温泉。 豊岡川という、西から旭川へ流れ込む支流沿いにあり、温泉の源泉は川床にあるという。知名度は高くないが、古くから湯治…

湯郷温泉

源泉の場所にある共同湯の鷺温泉館 温泉町らしく、多数の温泉旅館と歓楽街を持つ温泉で、美作三湯のうちのひとつに数えられている。 伝承では、慈覚大師の名で知られる円仁上人が西国巡礼の途上、鷺が足の傷を癒しているのを見て発見したという。単純に逆算…

小森温泉

吉備高原は、地殻運動の活発な動きによって隆起し、それらが削られて準平原と呼ばれる高原地形となった。この高原の中には、過去の火山活動の痕跡もあり、そのためか、高原の中にはあちらこちらに温泉が湧き出ている。 小森温泉もそれら多くある温泉の内のひ…

城崎温泉

大谿川沿いに並ぶ城崎温泉の街並み 湯村温泉と共に山陰東部、兵庫県北部を代表する温泉。 開湯の伝承としては、舒明天皇の治世(629-641)にコウノトリが傷を癒していたのを見て発見されたとも、道智上人が病に苦しむ人々の為に千日修行を行った後の養老4年(72…

吉川温泉

三木市吉川町から名前を取った、よかたんという温浴施設にある源泉。よかたんは2002年3月9日にオープンし、2007年12月5日にリニューアルされ、人気の源泉風呂が増設された。 地下1500mから湧出する源泉は2つあり、源泉風呂に使われている含二酸化炭素・ナト…

与布土温泉

スーパー銭湯型温泉で、温浴施設はよふど温泉極楽湯といい、温泉のある森地区の極楽という地名が名前の由来になっている。施設は平成12年(2000)12月2日のオープンだが、それ以前は但馬学習農園に湧出していたという。つまり、オープン以前の開湯ということに…

湯村温泉

嘉祥元年(848)に慈覚大師によって開かれたという湯村温泉は、1000年以上もの歴史を持つ古い温泉場で、城崎温泉と共に山陰東部、兵庫県北部を代表する温泉である。 泉質は、無色透明、無味無臭のナトリウム-炭酸水素・硫酸塩・塩化物泉で、春来川沿いに湧く源…

湯庵

湯庵の外観 平成17年(2005)11月26日にオープンしたスーパー銭湯型の温泉。岩盤浴も併設されている。読み方はユアンではなくユウアン。ちなみに、表題とするべき源泉名は金の湯だが、有馬温泉と同じでやや紛らわしい上、名前から施設がイメージしにくいので、…