Mottyの旅日記 Archive

Mottyが巡った場所の記憶と記録

五十沢温泉

 南魚沼市にある一軒宿の温泉。イカザワと読む。

 昭和51年(1976)に発見されたという比較的新しい温泉で、消雪用の井戸を掘っていた時に、僅か60cm足らずの深さで湯脈に当たり、翌々年から温泉としい開湯したという。以後、掛け流しの温泉として、スキー客などに口コミで評判が広がった。

 温泉の泉質は、アルカリ性単純温泉で、無色透明の癖の無い浴感だが、温泉らしい硫黄臭もある。また、内湯露天共に掛け流しではあるが、湯温は内湯はやや熱め、露天風呂は適温で、ちょうど良かった。寒い地方の温泉であるため、外気の影響が大きいと思われ、訪れたのが春という事もあって適温だったが、露天風呂は夏が熱く、冬は温くなるのかもしれない。

 五十沢温泉の宿の名は、ゆもとかんで、昔懐かしい昭和的香りが濃厚な温泉旅館である。大きなロビーと卓球場などの施設が懐かしく感じるが、驚いたのは浴室の多さで、男女別にそれぞれ内湯があるほか、混浴の岩風呂、同じく大小の露天風呂、そして女性用の露天風呂があった。女性用以外の浴室にはすべて入ってみたが、そのどれもが広々としており、かなりのんびりとした気分で湯に浸かることができる。

 特に混浴風呂は、岩風呂と露天風呂を合わせれば、100人ほどは入ることができるだろうかというほどの大きさで、その規模に驚く。川の音を聞きながら夜空を眺められる混浴の露天風呂は、ことのほか爽快で、掛け流しというのもあって、贅沢な気分が味わえた。

 

最終訪問日:2014/5/11

 

 

坂戸城の近くということで泊まった温泉旅館ですが、温泉が充実していて、非常に良かったです。

坂戸城は、ハイキングの名所になっていて、朝早くでも駐車場が埋まってしまうため、朝一で城に登るなら、最も良い宿かもしれませんね。