Mottyの旅日記 Archive

Mottyが巡った場所の記憶と記録

都道府県別-兵庫

柳田国男生家

柳田国男生家 日本で民俗学という学問の確立に力を尽くし、民俗学の父とも称される柳田国男の生家。 柳田国男は、当時の神東郡辻川村、今の福崎町で明治8年(1875)7月31日に、この住宅で松岡操の六男として生まれた。父は姫路で儒者や医者、後には漢学の先生…

山都の湯

なごみの里山都の左奥の八角屋根が温浴施設 多可町の旧八千代町区域の山都地区にある、なごみの里山都という施設に併設されていた鉱泉による温浴施設。現在は利用休止となっている。 利用したのは、平成21年(2009)から同26年(2014)までの間の数回で、少なく…

みき歴史資料館

三木城二ノ丸の碑とみき歴史資料館 かつての三木城内にある、三木の歴史に関する資料館で、平成28年(2016)5月5日に開館した。入場は無料。 三木は、美濃川とその支流である志染川という2つの河川が合流する場所で、川沿いに平地が開け、古くから人が住む場所…

松原城 (蒲公英城)

松原城跡は丘陵を削られて遺構が消滅 松原城と呼ばれるが、信長公記では道場川原城と書かれた城に比定されており、別名として蒲公英城ともいう。 城は、南北朝時代に赤松円心則村の四男氏範が有馬郡に勢力を張り、松原城の北方6kmほどの東野上城を本拠とした…

三田城

三田城址碑 戦国時代末期から江戸時代の摂津国有馬郡の中心となった平山城の崖城。 三田周辺は、南北朝時代に室町幕府草創の功臣である赤松円心則村の四男氏範が有馬郡へ進出し、三田城から北へ4km弱の東野上城を築いて本拠としたのが有馬郡の首邑としての始…

鶉野飛行場跡

真っすぐ伸びる鶉野飛行場滑走路 太平洋戦争開戦後に造成された、パイロット養成の為の飛行場跡で、正式名称は姫路海軍航空隊基地という。 鶉野飛行場建設は、当初の計画では、戦闘機を生産していた川西航空機の、組立工場建設による資材搬入用と試験飛行用…

野島鍾乳洞

岩で入口が塞がれてしまっている野島鍾乳洞 兵庫県下で唯一といわれる鍾乳洞。 通常の鍾乳洞は、古生代や中生代の石灰岩層にできることが多いが、この野島鍾乳洞は、約2000万年前の新生代第三紀に属する、岩屋累層という牡蠣などの貝殻が堆積して岩となった…

宗佐厄神八幡神社

宗佐厄除八幡神社の拝殿遠景 八幡信仰と厄除信仰が習合している神社で、地元では厄神さんとして親しまれ、厄除八幡宮とも呼ぶ。ただし、正式名称はそのまま八幡神社である。 神社の歴史は古く、天平勝宝元年(749)2月に孝謙天皇の勅願所として創始されたとい…

神出神社

神出神社拝殿 標高249mの雌岡山に鎮座する神社。 雌岡山と隣の標高241mの雄岡山は一対で、他の地方にも多く見られるように、古代的な夫婦神としての山体信仰があり、それが神道の中に取り込まれて行く中で、神社としての体面を整えて行った神社なのだろう。…

岩屋神社

明石市街の浜手にある神社。延喜式神名帳に記載されている、伊和都比売神社の流れを汲む神社のひとつとされる。 神社の創始は古く、成務天皇13年(143)6月15日に成務天皇の勅命によって淡路島の岩屋にある石屋神社から分霊を勧請し、明石に祀られたという。ま…

天満大池

工事の為に水が抜かれている天満大池 稲美町にある溜池で、湛水面積は34.6haあり、農林水産の選定するため池百選のひとつに数えられている。 溜池の多い稲美野の中でも、天満大池は最も古い溜池とされ、近隣の天満神社の由緒によれば、白鳳3年(675)にその原…

権現池 (権現ダム)

第1権現ダムから権現池を望む 第1から第3までの3つの権現ダムによって遮られたダム湖。 元々、権現ダムの位置には、権現池と泉池という2つの溜池があり、それぞれ現在のダム湖の最北部と最南部にあった。権現ダム自体は、加古川市海岸部の工業地帯へ工業用水…

神戸布引ハーブ園

新幹線の新神戸駅の北側には、名勝である布引の滝を包み込むように山塊が広がっているが、その山に設けられたロープウェイで上った先にある園地である。開園は、新神戸ロープウェイの開業日と同じ平成3年(1991)10月23日。 約16haの園内には、ハーブの元とな…

黒川ダム

黒川ダムの堤体 国内最大の揚水発電所である、関西電力奥多々良木発電所の上部調整池となっているダム。 黒川ダムは、麓の多々良木ダムと繋がっているが、この上部の黒川ダムが瀬戸内海に注ぐ市川の最上流部にある一方、多々良木ダムは日本海に注ぐ円山川水…

大鳴門橋

四国側の大毛島から大鳴門橋の眺め 数多くの水難事故の悲劇から計画された、本州と四国を結ぶ3本の本州四国連絡橋構想の中の神戸淡路ルートにある橋で、3本ある海峡部の橋の内のひとつ。開通は昭和60年(1985)6月8日で、淡路島の門崎と四国鳴門大毛島の孫崎と…

淡路サンセットライン

淡路サンセットラインからの夕景と遠く見える家島諸島 主に淡路島の西海岸沿いを通る県道31号福良江井岩屋線の愛称。その名の通り、晴れた日には、瀬戸内に落ちる夕日を眺めながら走ることができる。 県道全体とすれば長さ約55.7kmとなるが、実際に夕日を眺…

余部鉄橋

在りし日の余部鉄橋 高さ41.5m、長さ310.6mのトレッスル式の鉄橋。ちなみに正式名称は、戦前が餘部橋梁、戦後が余部橋梁である。 山陰本線の建設が進められていた明治時代末期、山が海に迫っている地形であるが故に海岸沿いに鉄路施設の余地が無かった香住と…

明石海峡大橋

淡路S.A.からの夜景 3つのルートが構想された本州四国連絡橋の内、神戸淡路鳴門ルート上で明石海峡に架けられた橋。平成10年(1998)4月5日に開通し、全長は3911mで、支間長1991mは令和4年(2022)まで世界最長であった。 本州四国連絡橋については、3ルート同時…

吉田郷土館

吉田郷土館は、昭和40年(1965)から実施された土地区画整理事業によって、周辺の区画整理と共に建てられた資料館である。開館は昭和48年(1973)12月15日。 中世の明石郡一帯に勢力を持っていた、明石氏の本拠枝吉城跡がある城山一帯は、播磨でも早くに農耕が開…

播磨町郷土資料館

播磨町内の史跡や古文書のほか、播磨町ゆかりの人物や廃止となった別府鉄道に関する展示をしている資料館である。昭和60年(1985)11月1日の開館。 昭和59年(1984)1月31日を最後に廃線となった別府鉄道の跡地利用の一貫として建てられた郷土資料館で、その廃線…

野島断層保存館

平成7年(1995)1月17日午前5時46分に発生した、阪神淡路大震災の震源となった活断層を、約140mに渡って保存展示している資料館。開館は地震から3年経った平成10年(1998)4月2日で、北淡町震災記念公園内にある。 野島断層は、震災後、約9kmに渡って地表に露出…

にしわき経緯度地球科学館

テラ・ドーム入口 この科学館の通称はテラ・ドームで、地球を意味するテラという言葉が名前に付けられているように、地球や宇宙の自然科学に関するもの、つまり気象や天文についての展示をしている科学館である。平成5年(1993)6月の開館。 西脇市には、日本…

杉原紙研究所

古代から明治にまで流通した和紙、杉原紙の研究所。 杉原紙の歴史は古く、奈良時代の7世紀後半頃からあったとされ、その頃は播磨紙と呼ばれていた。平安時代に入ると、杉原谷一帯は椙原荘として藤原氏の荘園となった為、杉原紙も藤原氏に献上されたはずで、…

上月歴史資料館

戦国時代末期に播州を巡って戦いを繰り広げた、毛利家と織田家が激突した上月城の歴史資料と、地元の皆田紙や早瀬土人形などの民俗資料を展示している資料館。平成17年(2005)6月2日の開館で、直後に訪れた時は上月城公園歴史資料館という名であったが、後に…

柏原歴史民俗資料館

柏原藩の陣屋跡から道を挟んだ向かいにある、歴史民俗資料館。開館は平成2年(1990)5月2日。 柏原の上代からの歴史と、柏原の考古や民俗に関する史料、江戸時代の柏原藩の成り立ちや藩ゆかりの品物の展示がしてある。平成9年(1997)9月8日からは、江戸時代中期…

大鳴門橋記念館

大鳴門橋完成を記念して、橋の開通と同じ昭和60年(1985)に建てられた資料館。現在はリニューアルされ、「うずの丘」が冠されている。 かつては、記念館の内部にうずしお科学館と淡路人形浄瑠璃館が併設されており、淡路人形浄瑠璃館では、郷土の伝統芸能で40…

うすくち龍野醤油資料館

旧本社社屋を改装した資料館 龍野の地場産業として隆盛した、淡口醤油や醤油醸造に関する資料館で、昭和54年(1979)11月の開館。 龍野は、播磨平野で産出される米や麦、大豆、赤穂で精製される塩、鉄分の少ない軟水である揖保川の水と、醤油醸造に必要なもの…

安間家史料館

篠山藩の藩士だった安間家の屋敷を、そのまま江戸時代の武家屋敷の資料として保存し、藩士が使った種々の日用品や、篠山藩所縁の歴史資料を展示している史料館。展示物だけではなく、建物自体が重要な史料である。 旧安間家の武家屋敷は、平成6年(1994)3月に…

赤穂市立歴史博物館

博物館の愛称が、塩と義士の館となっているように、主に赤穂の主産業だった塩田業と、赤穂城、赤穂浪士について展示している博物館で、平成元年(1987)の開館。 白壁の土蔵風の建物となっている博物館の1階は、赤穂の先史時代の遺跡や出土物の解説から、全国…

赤穂市立海洋科学館

近世から近代にかけて、赤穂の主産業であった塩田業を切り口に、海洋に関する解説展示をしている科学館。塩田跡地を公園化した赤穂海浜公園内にあり、公園が開園した昭和62年(1987)7月25日に開館した。 展示内容は、世界各地で取れる岩塩や塩田から取れる塩…