Mottyの旅日記 Archive

Mottyが巡った場所の記憶と記録

神出神社

神出神社拝殿

 標高249mの雌岡山に鎮座する神社。

 雌岡山と隣の標高241mの雄岡山は一対で、他の地方にも多く見られるように、古代的な夫婦神としての山体信仰があり、それが神道の中に取り込まれて行く中で、神社としての体面を整えて行った神社なのだろう。雌岡山の中腹や、雄岡山と雌岡山の間の金棒池の畔に古墳があり、また、雌岡山の中腹には磐座があることから、神社が創始される以前の古代から、神社の近辺は宗教的な聖地であったことが判る。

 神社に伝わる伝承としては、素盞嗚尊と奇稲田姫命の2神が雌岡山に降臨し、薬草を採取して住民を病苦から救い、まじないを教えて災厄を除き、生活が成り立つよう農耕を指導したという。また、2神の間には多くの子孫神が生まれ、大己貴命(大国主神)もこの地で誕生したと伝わる。このように多くの神が現出したことが、神出の地名の由来になったという。

神出神社から明石海峡大橋や西神ニュータウンの眺め

 素盞嗚尊と奇稲田姫命の2神に感謝した住民は、子孫神である大己貴命と共に後の世まで厚く尊崇していたようだ。大同4年(809)9月9日の巡行の際にこの言い伝えを聞いた平城上皇が、その行いを偲んで3神を勧請したのが神社の創始である。

 雌岡山は、標柱が麓の県道の脇にあるように東経135°の子午線上にあるのだが、そのことから、密かなパワースポットとして知られているようだ。神出神社の拝殿の先からは、東播磨の眺望が広がり、近代的な西神ニュータウンの景色から、原風景的な稲美野の田園、そして明石海峡大橋や淡路島までが一望の下である。

 

最終訪問日:2024/1/4

 

 

毎年、バイクと共にお参りに行く神社になっていますね。

徒歩で山を登ってお参りし、下りた後、今度はバイクで上ってお参りします。

バイクはパンパンの拍手はしませんけども笑

これが、走り初めのルーティンですね。