ニセコ連峰のチセヌプリの南側中腹に自然湧出する温泉。湯本温泉というのは全国各地にあるため、ニセコ湯本温泉と呼ばれることが多く、ニセコ温泉郷に含まれる。
登別温泉には大湯沼というものがあるが、湯本温泉にも、同様に池全体が湯という周囲約200mの同名の池が存在し、高温のガスや水蒸気によって所々で沸騰している様子が見えるなど、温泉を象徴する存在となっており、明治時代には間欠泉も見られたという。
訪れた雪秩父という施設では、2種類の源泉があり、名前は硫黄泉と鉄鉱泉になっていたが、成分表での泉質は、単純硫黄泉と含鉄の単純温泉と表記されていた。
自然湧出の源泉である硫黄泉は、白濁の湯でぬめりがあり、湯花が沈殿した浴槽では天然の泥パックを体験する事ができるという。鉄鉱泉と呼ばれる源泉は、少し褐色がかった含鉄の温泉らしい湯をしており、湯口も鉄錆色になっていた。温泉の湧出温度は、いくつかの施設で幅があるようだが、56.5℃から62.8℃である。
日帰り入浴で利用したのは、年季の入った建物が特徴的な国民宿舎時代の雪秩父で、内湯は非常にシンプルな、これまた年季が入った代物だったが、2つの源泉の浴槽が用意されており、それぞれの温泉が楽しめた。
この雪秩父では、露天風呂が売りで、男風呂には5つの浴槽があり、階段状に並んでいるので視界が広く、雪景色を愉しみつつ入浴できて非常に心地よい。陽が落ちた後の時間であったが、これが昼間ならば、もっと景色を愉しめたのだろう。惜しむらくは、女湯では底に溜まった湯の華で泥湯が愉しめるのに対し、男湯には泥湯が設けられていないところだろうか。
最終訪問日:2006/3/13
ニセコスキー場で宿泊した際に、バスに乗って訪れました。
今は国民宿舎は廃業となり、温泉だけが再利用されて、日帰り温浴施設となっているようですね。
各地の温浴施設を利用しましたが、階段状の構造と景色によって、5本の指に入るほど心地良いの露天風呂でした。