Mottyの旅日記 Archive

Mottyが巡った場所の記憶と記録

観光地-運河/堀/人造湖/貯水池

八幡堀

八幡堀と近江八幡の街並み 近江八幡は、天正13年(1585)にこの地へ入部した豊臣秀吉の甥秀次が、城下町を建設する際に、琵琶湖との水運の向上を図って掘削した運河で、全長は約6km。 群雄割拠の戦国時代から変わり、合戦が少なくなった安土桃山時代の風潮を示…

猿沢池

猿沢池全景 猿沢池は、興福寺の放生池として天平21年(749)に造られた人工池で、周囲約360mほどの小さな池である。平均水深は約1.0mで、最大水深は約1.5mという。 放生とは、殺生せずに生き物を自由にすることで、実行すると徳が積めるという仏教の教えから、…

道頓堀

戎橋からの道頓堀の情景 道頓堀は、木津川と東横堀川を結ぶ約2.5kmの人工の運河である。ただし、一般的には、道頓堀川に架かる戎橋周辺の飲食店の多い繁華街を指す。 道頓堀を開削した安井道頓は、足利一族である畠山氏の裔といわれ、河内の渋川郡を領して渋…

狭山池 (狭山池ダム)

狭山池と付近の市街地 日本最古のダム式貯水池。現在はダム化されているので、正式には狭山池ダムという。 狭山池は、日本書紀や古事記に記述が見られるようにその歴史は古く、古代に南河内の農業用貯水池として造られたものである。長らく、その正確な築造…

天満大池

工事の為に水が抜かれている天満大池 稲美町にある溜池で、湛水面積は34.6haあり、農林水産の選定するため池百選のひとつに数えられている。 溜池の多い稲美野の中でも、天満大池は最も古い溜池とされ、近隣の天満神社の由緒によれば、白鳳3年(675)にその原…

権現池 (権現ダム)

第1権現ダムから権現池を望む 第1から第3までの3つの権現ダムによって遮られたダム湖。 元々、権現ダムの位置には、権現池と泉池という2つの溜池があり、それぞれ現在のダム湖の最北部と最南部にあった。権現ダム自体は、加古川市海岸部の工業地帯へ工業用水…

黒川ダム

黒川ダムの堤体 国内最大の揚水発電所である、関西電力奥多々良木発電所の上部調整池となっているダム。 黒川ダムは、麓の多々良木ダムと繋がっているが、この上部の黒川ダムが瀬戸内海に注ぐ市川の最上流部にある一方、多々良木ダムは日本海に注ぐ円山川水…

つくはら湖 (呑吐ダム)

初冬のつくはら湖 漢字では衝原と書く、呑吐ダムによって造られた人工のダム湖である。呑吐ダムの名前の由来は、ダムに流れ込んでいる志染川や、その上流の山田川に大小の滝があり、水を呑んで吐く様子から呑吐の滝と呼ばれていたことにちなむ。 呑吐ダムは…

音水湖 (引原ダム)

静かな音水湖の眺め 兵庫県の最高峰である氷ノ山の南麓を源流とする引原川に設けられた、引原ダムによる人造ダム湖。読みはオンズイと濁る。 引原ダムは、昭和16年(1941)に工業用水確保と発電用のダムとして事業が開始され、中断を挟んで昭和32年(1957)に多…

東条湖 (鴨川ダム)

東条湖全景 東条湖はダム湖の名前だが、一般的に東条湖と言えば、東条湖周辺のリゾート地帯を指す。 東条湖自体は、名前から東条川のダム湖かと思いきや、東条川の支流である鴨川に設けられた鴨川ダムによるダム湖で、堤高43.5m、堤頂長97m、湛水面積54.3ha…