Mottyの旅日記 Archive

Mottyが巡った場所の記憶と記録

権現池 (権現ダム)

第1権現ダムから権現池を望む

 第1から第3までの3つの権現ダムによって遮られたダム湖

 元々、権現ダムの位置には、権現池と泉池という2つの溜池があり、それぞれ現在のダム湖の最北部と最南部にあった。

 権現ダム自体は、加古川市海岸部の工業地帯へ工業用水を安定供給すべく計画され、昭和44年(1969)に着工し、それら2つの溜池を包含する形で同56年(1981)に完成したのだが、造成の経緯から、権現池や泉池が供給していた地域には、農業用水も供給している。

 第1から第3までの権現ダムの内、最大のものは第1権現ダムで、堤高32.6m、堤頂長357.4mを誇り、第3権現ダムの堤高22.6m、堤頂長255mが続く。最も規模が小さいのは第2権現ダムで、堤高11.6m、堤頂長18mである。これらロックフィル形式の3つの堤体によってできるダム湖は、そのまま権現湖とも呼ばれる事が多いが、正式には前身とも言える溜池から名を取って権現池と呼ばれ、その湛水面積は101ha、総貯水容量は1112万m3を誇るという。

 権現池周辺は、公園などが整備されて野鳥や草花など、豊かな事前が観察できる場所となっているほか、ダム湖の周囲には道が整備され、東側の自転車道は、播磨中央自転車道の一部にもなっている。ただ、ダムのすぐ近くの権現総合公園にのどかなキャンプ場もあったのだが、ここにはハイウェイオアシスが整備されるようで、閉鎖となった。

 

最終訪問日:2017/10/4

 

 

秋の気候の良い日に、日帰りで権化池を眺めながら昼食を食べようと、向かいました。

雨が降った直後だったからなのか、水面がとても近くて、なかなか見られない景色で良かったですね。