Mottyの旅日記 Archive

Mottyが巡った場所の記憶と記録

乗鞍エコーライン

 岐阜県と長野県の県境にある乗鞍岳の、長野県側からの入口にあたる道路で、県道84号乗鞍岳線の山岳部分の愛称。

 エコーラインは、愛称であるが故に正確な区間の定義は無いようで、全長は、乗鞍高原の山側の端にあたる三本滝か、高原の麓側の鈴蘭のどちらかを起点にするかで大きく違い、鈴蘭をスタートとする自転車ヒルクライムレースの公称では、全長は22kmで、標高差は約1400mとあった。ちなみに、日本の主要道路の中では、畳平手前の県境付近の標高2716mが最も高い標高である。

 乗鞍岳は、3000mを超えるコニーデ型火山で、裾野が広く、エコーラインの通る長野県側には、前述の乗鞍高原というリゾート地があるほか、道路も綺麗に整備されていることから、最も登りやすい3000m級の山という。主峰の剣ヶ峰は3026mあり、これを筆頭として23もの峰を抱え、権現池や五ノ池、鶴ヶ池などの池も多く、自然や景観を楽しめる登山ができるのも、乗鞍岳の魅力だろうか。

 ただ、乗鞍岳への観光客の増加によって、環境悪化の懸念が高まったため、乗鞍スカイラインが償還終了に伴って一般車通行不可となった平成15年(2003)から、エコーラインの三本滝から先にも、同様の一般車通行禁止の処置が採られている。これにより、マイカーで行ける最高標高地点は、富士山スカイライン富士宮口5合目となった。

 エコーラインは、有料道路として整備された岐阜県側の乗鞍スカイラインに比べ、雄大な景気が味わえる部分が少ないが、この辺りは、元々が県道という生い立ちによるものだろうか。また、同様に、道幅も狭い区間が多く、コーナーがタイトで、ヘアピンも多かったのだが、これだけの長い区間の登坂道は希少で、相当走り甲斐のある道でもあった。

 

最終訪問日:2000/9/9

 

 

マスツーリングで訪れた時は、同行に軽いバイクが多かったんですが、下りのコーナーリングは、軽いバイクが軽快で、リッターバイクの自分はコーナーごとに置いていかれる感じでしたね。

自分の技術不足と、リッターバイクはトルクにものを言わせたヒルクライムが楽で良いなと、痛感した道でした。