Mottyの旅日記 Archive

Mottyが巡った場所の記憶と記録

日本ロマンティック街道

 ドイツのヴュルツブルクからフュッセンに至る362kmのロマンティック街道は有名だが、日本の中でもそのドイツロマンティック街道に近い風景として、長野県上田市から軽井沢を経由し、草津周辺や沼田を通り、世界遺産の日光に至るまでの約320kmのルートが、日本ロマンチック街道と呼ばれている。また、昭和63年(1988)11月25日には、本家と姉妹街道となった。

 観光的な見所としては、長野と群馬の県境の浅間山と軽井沢周辺、そして草津周辺やそこへ続く県道55号線の辺り、栃木では戦場ガ原を通って中禅寺湖や華厳ノ滝、そして日光東照宮などがそうで、深い森と高原的な冷涼さが漂う風景が多い。変わったところでは、大理石村ロックハート城という西洋の城を復元したテーマパークなどもある。

 2度に分けてほぼ全線を走ったが、いろは坂や金精峠付近を除き、山々が続く部分でありながら比較的緩やかな坂が多く、また、周囲の情景は高原のような感じが続き、走っていて心地よい。国道の一部の区間は交通量がやや多いため、流れがそれほどよくなかったのは難点と言えば難点だが、それでも十分に雰囲気は堪能することができた。

 日本の街道は川沿いが多く、それを下敷きにした国道も当然ながら川沿いの道が多くなり、それが日本の街道らしい風景なのだが、日本ロマンティック街道は川筋から離れている区間が多いことが、やや日本的ではない風景の道となっているのかもしれない。

 冬は雪に閉ざされる場所もあるが、晩春から秋口に掛けて、涼しい風を感じられる爽快路である。

 

最終訪問日:2014/5/10

 

 

距離が長い上にルートが分岐して複数あるので、マップ上でルートが取れません!

とりあえずロックハート城の近くをプロットしておきました。

一番ロマンティックっぽいし笑