Mottyの旅日記 Archive

Mottyが巡った場所の記憶と記録

松本市立歴史博物館

 前身は、明治39年(1906)9月21日に開館した明治三十七、八年戦役紀念館で、最初は松本尋常高等小学校内にあった。

 その後、昭和23年(1948)には松本市立博物館として新たに開館され、山岳、民俗、考古、歴史、教育という5部門に分かれた総合博物館となり、小動物園も併設されていたという。

 更に、文化団体の要望などに応え、昭和43年(1968)4月にリニューアルされて開館し、この時に、日本民俗に関する収蔵品が多かったことから、日本民俗資料館という呼称となった。ただし、訪れた時の入場券には、日本民俗資料館と記載されていたものの、特別展などのパンフレットには松本市立博物館とあり、どうやら名前は併用されていたようだ。ちなみに、平成17年(2005)に日本民俗資料館は解散となり、現在は松本市立博物館のみの名称となっている。

 展示内容は、当然のことながら長野県や松本市を中心とした民俗関係のものが多く、特に祭りや土俗信仰、江戸期を中心とした資料が多い。また、歴史的資料を含めた所蔵資料は、約10万点もあり、日本という名前を冠していただけの量がある。

 現在は、二ノ丸にあった旧館から千歳橋の近くに新たに建てられた建物に移転しており、令和5年(2023)10月7日に開館した。松本城の中心部からは遠くなったが、大手門跡のすぐ近くであり、大きい意味での城郭散策には良い中核施設である。

 

最終訪問日:1996/8/24

 

 

訪れた時は、まだ日本民俗資料館と名乗っていた頃で、確かに民俗資料の展示が多かったです。

今は巨大な博物館になっているようなので、再訪して、時間を掛けて展示を見たいですね。