Mottyの旅日記 Archive

Mottyが巡った場所の記憶と記録

長島温泉

 揖斐川木曽川に挟まれた輪中である長島の最も海に近い部分にあり、遊園地やプールも併設されている日本最大級のスパリゾートとして、中京地区を中心によく知られている温泉。

 長島温泉自体の歴史としては、天然ガスの試掘中に湧出したのが最初で、昭和38年(1963)に無料の浴場を設置したのが嚆矢である。その後、翌年に温浴施設が開業して正式な営業が始まり、続いて宿泊施設が建てられた。

 温浴施設としては、長島リゾートという巨大リゾート施設の中のひとつであり、立ち寄り湯以外では、施設内のホテル宿泊者がとして利用することができるほか、すぐ横の遊園地の利用者が優待価格で利用することが可能だ。また、ホテルの宿泊者は、翌日の早朝の時間帯に男女の入れ替えが行われるため、もう一方の風呂も愉しむことができるようになっている。

 泉質は、弱アルカリ性単純温泉で、湧出温度は約60℃とかなり高い。特筆すべきはその湧出量で、複数の源泉から10000L/日の膨大さを誇り、この膨大な湯量が、多くの風呂を支えているほか、プールでも温水プールや温泉シャワーに使われている。

 温浴施設は、長島リゾートの中でも目玉のひとつとなっており、「湯あみの島」という名前が付けられ、十和田湖近くの奥入瀬渓流と、立山連峰黒部峡谷をイメージした17種類もの風呂を備え、日本最大級の規模という。また、人工の炭酸泉や岩盤浴まで備えているほか、当然のように幾つもの食事処やリラックスルーム、ボディケア施設が備えられている。中には、ステージを備えた大広間もあり、健康ランドのような雰囲気があって懐かしい。

 温浴施設に足を踏み入れてみると、巨岩や多彩な木々がそれぞれの風呂を彩っており、奥入瀬渓流では木々と川の流れが、黒部峡谷の湯では巨岩がモチーフの中心となっていて、雰囲気を愉しむことができる温泉である。

 訪れて見るとよく解るが、温浴施設が巨大すぎて、1度訪れた程度では気が逸ってしまい、散在する風呂をつまみ食いのようにザブンとつかるだけにしてしまうほどだ。落ち着いてみれば、入浴する人それぞれが気に入った雰囲気の風呂をゆったり味わうこともできる、良い温泉である。

 

最終訪問日:2015/7/5

 

 

露天風呂は、ひとつの風呂が各地のスーパー銭湯の目玉として使えほど、巨大なものでした。

個人的には、巨木を各所に使っていたのが、雰囲気として好ましかったです。

1週間ぐらい湯治したい温泉ですね。