Mottyの旅日記 Archive

Mottyが巡った場所の記憶と記録

熊野温泉

 入り組んだ海岸線が多い紀伊半島の中で、新宮市から熊野市にかけては、例外的になだらかな七里御浜という海岸線が続いているが、その七里御浜の海岸線の北端から、やや山側に入ったところにある温泉。

 以前は、「かんぽの宿 熊野」という簡易保険の加入者を対象とした宿泊施設だったが、平成27年(2015)8月末で閉館し、翌28年(2016)6月より「熊野の宿 海ひかり」として営業しているようだ。

 宿泊施設の中にある温泉で、訪れた頃のかんぽの宿時代は、泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉で、近隣の湧出地から温泉を運んでいた。ただ、成分分析表を記録していないので、湧出温度や湧出量などのその他の項目は不明である。また、立ち寄り湯も可能となっていた。

 現在は、宿泊施設の敷地内に源泉を確保し、配管で湯を供給できるようになっている。源泉が変更となっているため、泉質も変わっている可能性が高いだろう。また、立ち寄り湯も引き続き可能となっているようだ。

 スーパー銭湯がブームとなり始めていた頃に宿泊したが、他の新しい温泉やスーパー銭湯のようにあれこれ設備があるわけではなく、ただただ湯船が広く、ゆったりとした気分になる温泉だった。浴感はあっさりとした感じだったのを記憶している。何より、宿が高台にあるため、眼前に太平洋が広がる壮大な眺めが一番の特徴だろう。

 

最終訪問日:2000/3/28

 

 

ツーリングで宿泊したんですが、まだ花冷えの時期に半日、雨に降られ続け、チェックインしてすぐに暖を取りに温泉に入りました。

冷えた体に温泉の暖かさは、それはそれは極楽でしたね。

一通り体が温まった後、だらだらと湯につかりながら見た景色が印象的でした。