Mottyの旅日記 Archive

Mottyが巡った場所の記憶と記録

延羽の湯 (野天閑雅山荘)

延羽の湯 野天閑雅山荘の門

 年金の無駄遣いで有名となってしまった旧グリーンピア三木を大規模改装したリゾート施設、ネスタリゾート神戸にある温泉。開湯は、ネスタリゾート神戸のオープンからやや遅れた2017年4月20日である。

 ネスタリゾート神戸延田グループということもあり、同じく延田グループが運営する温泉事業の延羽の湯のひとつとして開設された。名前は山間の雰囲気を重視し、店ではなく野天閑雅山荘となっている。

 施設は、名前の通り、隠れ家のようなひっそりとした山荘をモチーフにしており、田舎らしい和の内装となっているが、施設は非常に充実しており、特に食事処が多く、休憩スペースも他と比べて多彩だった。浴室は、大きく分けて内湯、露天風呂、家族風呂、古式蒸釜という名の岩盤浴の4つがあり、家族風呂と古式蒸釜は別料金となっている。入ったのは内湯と露天風呂だったが、シンプルな内湯と比べて露天風呂はかなり広く、洞窟風呂、寝湯、壺湯、立湯、蒸風呂、ドライサウナと種類もたくさんあった。特に、立体になっている露天風呂の一番奥にある立湯と森林浴を謳った杜乃湯は、照明も暗くて秘湯の雰囲気すらあり、趣に変化があってなかなか良い。

 源泉は、グリーンピア三木時代のみき槙山温泉の源泉を継承せず掘り直したのか、槙山の字は同じながら槇山神籬の湯という名前になっていた。泉質はほぼ同じで、ナトリウム・カルシウム-塩化物泉であり、湧出温度は42.2℃、湧出量は毎分340Lである。ただ、家族風呂や露天風呂の最も奥にある立湯は源泉で掛け流しであるが、他は塩素消毒、加温の循環式となっていた。

 入浴料が高めに設定されているが、脱衣場にお香が焚かれていたり、露天風呂で薪に火が入れられていたりと、入浴料相応の高級感があって雅な雰囲気が良い。ただ、日曜に行った際には人が多かった為なのか、洞窟風呂に塩素臭が籠もっていた。別の平日に入浴した時には感じられなかったので、日や利用人数によってコンディションが変わる可能性があるのかもしれない。全体的に非常に雰囲気は良い温泉だったが、そこだけは少し残念だった。

 

最終訪問日:2019/9/23

 

 

入浴料が高いので、そうそう手軽には行けませんが、たまには優雅に温泉に入りたいなと思う時はもってこいの温泉です。

自分的には、とっておきとして温存してる温泉カードのような感じですね。