平成13年(2001)8月7日に開店したそうで、訪れた時は開店から1ヶ月しか経っておらず、建物内の施設が真新しくて気持ちよかった。
この有磯の湯では、光明石温泉というのが目玉である。
光明石というのは、岡山県の阿部鉱山で採掘される天然鉱石で、11種類の水溶性ミネラルが含まれており、この光明石に触れた水にはミネラル成分が溶け出し、全国各地の単純温泉と同じような成分になるという。このため、光明石は医薬部外品としても認められており、薬石とも呼ばれる。
この光明石温泉の浴感は、確かに水道水より肌に優しい浸かり心地で、まろやかな良い浴感だった。このほか、温浴設備としては、ジェットバスや打たせ湯などの基本的な設備が整えられているのはもちろん、サウナや洗い場も広く、露天風呂も狭いながら設けられている。その一方で、料金は銭湯価格帯のため、設備からすると非常にリーズナブルで、かなりお得なスーパー銭湯と言えるだろう。
氷見市街地の中の、それも駅前に立地しており、場所の分りやすさはこれ以上ないのだが、駅前だけに、車やバイクで来るよりも、電車のほうがより重宝しそうだ。能登半島まで電車旅で巡り、帰りにちょっと立ち寄るぐらいのほうが、駅前という立地の有効な利用の仕方かもしれない。
最終訪問日:2001/9/16
まだスマホも無い時代、駅で周辺の詳細地図を見ようと氷見駅に立ち寄ったら、そこにお目当てのお風呂があったという偶然の出会いでした。
貧乏旅行には、銭湯料金でこんなに寛げるなんて、本当に助かりましたね。
とても良いスーパー銭湯です。