Mottyの旅日記 Archive

Mottyが巡った場所の記憶と記録

駿河健康ランド

 駿河湾に面する海岸沿いに建つ健康ランド。平成14年(2002)4月21日にオープンした。

 健康ランドではあるが、太古の地層から汲み上げた駿河太古の湯という温泉があり、露天風呂には源泉そのまま、黄鉄風呂や炭酸風呂には成分を加えて供給している。

 このほか、各種の泡風呂はもちろん、歩行浴槽や打たせ湯、さらに高温と低温のサウナがそれぞれ数種ずつあるなど、この辺りは健康ランドらしい豊富さと言えるだろうか。また、男女の浴室の間にバーデゾーンという水着着用のエリアがあり、家族で楽しむこともできるようになっている。

 温泉の泉質は、カルシウム・マグネシウム-塩化物泉で、無色透明であり、舐めると苦味があった。湧出温度は16.3℃で、中性の冷鉱泉であり、温度はともかく、泉質的には海を隔てて向かい合う伊豆半島の諸温泉に近い。

 特筆すべきは、溶融物質が24g以上もあることで、並の温泉とは桁が1つほど違っており、非常に多くの成分を含んだ温泉である。

 全国にあった健康ランドが、より手軽で入浴料の安いスーパー銭湯に取って代わられる中、仮眠室ではない通常の宿泊施設を備えた健康ランドとして、ひと味違った戦略を採っており、従来のものの発展型の健康ランドと言えるだろうか。実際に、訪れた日は土曜というのもあって、食事にかなりの待ち時間があるなど、非常に盛況だった。

駿河健康ランドからの日の出の眺め

 

最終訪問日:2018/5/14

 

 

神戸から非常に遠いんですが、複数回利用しているという、個人的には非常に有り難い健康ランドです。

シングルルームはほぼ寝るだけの機能という広さで、レクリエーションやリラクゼーションは部屋ではなく館の設備で賄うという、健康ランドらしい割り切り方が好きですね。

おまけに、駐車場が立体駐車場で雨が避けられることが、バイク乗りには大きなポイント。

自分のように、部屋は布団で寝られればそれでいい的な一人旅の人には、もってこいです。