Mottyの旅日記 Archive

Mottyが巡った場所の記憶と記録

林田温泉

 平成19年(2007)4月1日にオープンした、はやしだ交流センターゆたりんにある温泉。

 地域のイベントや物産販売が行われている交流センターに併設された温泉で、悠と和の名前が付いた浴室があり、1週間ごとの男女入れ替え制となっている。訪れた時に入ったのは悠の岩風呂で、内湯は普通の浴槽と薬草風呂、水風呂が並び、サウナもあった。露天風呂は2つあり、大きい方は普通の露天風呂だが、小さいほうは源泉風呂である。だが、源泉風呂は大人2人がつかることができる程度の広さで、時間によっては混雑するかもしれない。

 温泉は、地下1338mの丹波層群から湧出する低張性弱アルカリ性のナトリウム-カルシウム塩化物泉で、湧出温度は26.4度とやや低めである。このため、浴槽の湯は加温されているほか、循環濾過と加水がされており、普通の浴槽は浴感が薄い。源泉風呂も、薄い塩味はあるが、浴感としては多少柔らかさが増す程度だった。

 交流センター内部には、レストランやゴロ寝ができるリフレッシュゾーンがあり、無料の足湯も設けられ、交流センターの名に相応しく地域の人がゆったりと過ごせる施設となっている。

 国道29号線からのアクセスとなるが、国道からやや入り込むため、周囲は視界の開けた田園で、施設横に池もあり、物産販売のおばちゃんと談笑したりしつつ、そのような雰囲気を含めてのんびりとした時間が流れる場所だった。

 

最終訪問日:2015/12/5

 

 

名前が示すように、温浴施設というよりも、地域の交流センターに温泉が付いているといった趣の施設でした。

そののんびりした雰囲気は好きですね。

気分もゆったりできます。

 

白雲谷温泉

白雲谷温泉のエントランス

 温浴施設の正式な名前は、白雲谷温泉ゆぴかといい、2004年3月18日にオープンしたスーパー銭湯型温泉。2008年5月1日には岩盤浴も増設されている。

 前から白雲谷温泉には、隠れた温泉として知られていた温泉スタンドがあり、自分もバイクで前を通る度に1回持って帰って試そうと思っていたが、試す機会もなく月日は流れ、忘れかけていた頃に温泉施設が建ったということを知った。

 ここの温泉の特徴的なところは、露天風呂の視界が広いことと、露天風呂と別に独立したテラスがあることで、特に視界は市街地では味わえないゆったりとした空間が露天風呂から広がっていて心地いい。そのほか、障害者の方が付き添いの人と入れるように設計された福祉風呂もあり、湧出量が1日260トンと豊富なことから、かつての温泉スタンドも平日のみながら稼動している。また、休憩する場所は広く、児童コーナーというのもあって、家族連れでもかなりゆっくりとできるのではないだろうか。

 地下1300mから汲み上げられた温泉は、カルシウム・ナトリウム-塩化物泉の低温泉で、ミネラルを豊富に含み、溶解している物質が1kg中10.2gと、温泉基準の10倍以上もある。ただ、そのままの濃度だと人体に影響の出る可能性がある為、浴槽の普通の湯は薄められており、そのかわり浴室には源泉風呂という源泉そのままを味わえるところが別に造られていた。ただし、この源泉風呂はいつも混雑していて、しばらく待たないと入れないことが多い。また、浴室にも人数制限があって、休日などは特に女風呂で10分から20分の時間待ちが発生していることが多いようだ。

 施設には森の湯と水辺の湯という2種類があり、男湯と女湯で1週間交代の入れ替わりとなっている。森の湯の露天風呂は広く、水辺の湯の景色は綺麗で、どちらも捨てがたいが、水辺の湯のライトアップされた夜景は幻想的な雰囲気があって、特に抜群だった。2021年末にリニューアルオープンしているそうなので、機会があればまた訪れたい。

 

最終訪問日:2009/1/18

 

 

温泉成分が濃いためか、風呂上りに特に温泉に入った感を味わえます。

細かい所では、洗い場に仕切りが付いているので隣の人を気にせず洗えて、良かったですね。

リニューアル後はまだ行けてないので、どうなったか楽しみ!

 

延羽の湯 (野天閑雅山荘)

延羽の湯 野天閑雅山荘の門

 年金の無駄遣いで有名となってしまった旧グリーンピア三木を大規模改装したリゾート施設、ネスタリゾート神戸にある温泉。開湯は、ネスタリゾート神戸のオープンからやや遅れた2017年4月20日である。

 ネスタリゾート神戸延田グループということもあり、同じく延田グループが運営する温泉事業の延羽の湯のひとつとして開設された。名前は山間の雰囲気を重視し、店ではなく野天閑雅山荘となっている。

 施設は、名前の通り、隠れ家のようなひっそりとした山荘をモチーフにしており、田舎らしい和の内装となっているが、施設は非常に充実しており、特に食事処が多く、休憩スペースも他と比べて多彩だった。浴室は、大きく分けて内湯、露天風呂、家族風呂、古式蒸釜という名の岩盤浴の4つがあり、家族風呂と古式蒸釜は別料金となっている。入ったのは内湯と露天風呂だったが、シンプルな内湯と比べて露天風呂はかなり広く、洞窟風呂、寝湯、壺湯、立湯、蒸風呂、ドライサウナと種類もたくさんあった。特に、立体になっている露天風呂の一番奥にある立湯と森林浴を謳った杜乃湯は、照明も暗くて秘湯の雰囲気すらあり、趣に変化があってなかなか良い。

 源泉は、グリーンピア三木時代のみき槙山温泉の源泉を継承せず掘り直したのか、槙山の字は同じながら槇山神籬の湯という名前になっていた。泉質はほぼ同じで、ナトリウム・カルシウム-塩化物泉であり、湧出温度は42.2℃、湧出量は毎分340Lである。ただ、家族風呂や露天風呂の最も奥にある立湯は源泉で掛け流しであるが、他は塩素消毒、加温の循環式となっていた。

 入浴料が高めに設定されているが、脱衣場にお香が焚かれていたり、露天風呂で薪に火が入れられていたりと、入浴料相応の高級感があって雅な雰囲気が良い。ただ、日曜に行った際には人が多かった為なのか、洞窟風呂に塩素臭が籠もっていた。別の平日に入浴した時には感じられなかったので、日や利用人数によってコンディションが変わる可能性があるのかもしれない。全体的に非常に雰囲気は良い温泉だったが、そこだけは少し残念だった。

 

最終訪問日:2019/9/23

 

 

入浴料が高いので、そうそう手軽には行けませんが、たまには優雅に温泉に入りたいなと思う時はもってこいの温泉です。

自分的には、とっておきとして温存してる温泉カードのような感じですね。

 

多満津の里

 兵庫県を南北に走る国道175号線から、明石川沿いの北岸すぐのところにあり、南から国道を走って行けば右手に大きく見えて場所が分かりやすかったスーパー銭湯。平成9年(1997)4月にオープンし、令和元年(2019)5月31日をもって閉店した。

 スーパー銭湯ではあるが、露天風呂だけは、グループの柚耶の里と同じ名谷玉子温泉から運んできており、それが画期的で、当初は他のスーパー銭湯とは差別化されていたように思う。

 建物の内部は、同グループである柚耶の里の改装前とほぼ同じで、ロビーに軽食があり、浴室は2階構造となっていた。浴槽の種類は、ジェットバスやサウナなど一般的なスーパー銭湯に設置されている装備を取り揃えていたが、柚耶の里と比べると、こちらは全体的にやや小さめだったようだ。

 また、追加料金を払うと行けるロイヤルコーナーが上階にあったのだが、当初は通常料金では露天風呂に入ることができなかったため、必然的にロイヤルコーナーを選ぶことが多く、輸送された温泉ということもあって、やや割高感があったかと思われる。ただ、後には銭湯料金で入れる部分が拡張されたため、一転して設備の割にお得感のある温浴施設になった。

 オープン当初には、周辺にスーパー銭湯や温泉がほとんど無く、また、営業時間が掃除の時間以外はいつでも入場可能であったため、深夜によく行っており、個人的には、本格的にスーパー銭湯巡りを始めた店舗と言えるのかもしれない。老朽化によって閉店してしまったが、湯上りに飲んだコーヒーフロートの美味しさは今でも記憶に残っている。

 

最終訪問日:2007/5/12

 

 

もう閉店してしまって跡形も無いんですが、今でも明石川沿いに赤々と映えていた「ゆ」の文字の記憶は鮮明ですね。

行き始めた頃は設備も新しく、近い設備の健康ランドの価格感を考えると、それこそ驚きの安さでした。

何かあるとすぐに、「風呂行っとく?」と誘い合って行ってましたね。

懐かしいです。

 

龍の湯

 平成15年(2003)3月30日にオープンしたスーパー銭湯型温泉で、当初は単なるスーパー銭湯であったが、同19年(2007)3月からは掘り当てた温泉を露天風呂に導入している。明石海峡と淡路島、そして明石海峡大橋が見渡せるというのが最大の特徴。

 内湯は泡風呂、電気風呂、寝湯があるだけで、それほど種類は多くなく、サウナも大きめのタワーサウナが1種類あるだけだが、ここでのメインは露天風呂だろう。露天風呂は、展望岩風呂以外の風呂からは部分的に見えるのみという制限はあるものの、少し高くなっている展望岩風呂からは、明石海峡大橋の眺めが非常に良い。また、この展望岩風呂のほかに檜風呂、石釜風呂、岩風呂と種類が多いので、ゆっくりと露天風呂を味わえる。

 もともとは単なるスーパー銭湯で、ここに来るのが目的というよりは、大蔵海岸に遊びや買い物で来たついでに入っていくというパターンの利用が割と多かったように思われるが、温泉が導入されたことにより、手軽に温泉が楽しめる場所として、温泉目的で訪れる人も多くなったようだ。

 源泉の名前は、施設の名前そのままの龍の湯で、泉質は、含鉄のナトリウム・カルシウム・マグネシウム-塩化物泉である。神戸市北区の有馬温泉大沢温泉ほど濃い鉄分ではないが、しっかりと赤茶色の色をしており、湯を舐めると塩化物泉のやや苦い塩辛さと若干の鉄臭さがあった。

 他のスーパー銭湯型の温泉と比べて違うところは、休憩スペースが広いところだろうか。1階はスーパー銭湯の例に漏れず食事処となっているが、2階がすべて休憩できるスペースとなっており、個別にテレビが付いているリクライニングソファや漫画が揃えられていて、思わず長時間居座ってしまう。比較的安い料金で有馬温泉の金泉に近い湯が楽しめる上、長時間ぐうたらもできるので、個人的にはかなりお気に入りだ。また、毎年元日早朝から営業しており、ご来光の拝める温泉としても人気である。

 

最終訪問日:2023/4/16

 

 

訪れる機会の多い温泉ですが、最近はいつ行っても繁盛してて人が多いですね。

何年か前まではご来光を拝める温泉として重宝してましたが、いつの間にやらご来光入浴が知られてしまって、混雑で温泉に入れず裸でご来光を拝む事態に発展した為、残念ながらご来光は諦めました。

ただ、身近でぶらりと立ち寄れる温泉として重宝してます。

 

太平の湯

 平成18年(2006)7月22日にオープンした、岩盤浴のあるスーパー銭湯

 垂水温泉という看板が揚がっているので天然温泉かと思っていたが、パンフレットには人工温泉の文字があった。この人工温泉は露天風呂にあり、アルカリ性のちゃんとヌメリのある湯で、温泉らしい浴感がある。他にも炭酸泉というのがあり、肌にまとわりつく炭酸の気泡が独特の感覚で、なかなか良い感じだ。

 浴室の施設としては、室内に普通のサウナ、内湯には白湯とジェットバス、電気風呂があるが、こちらはそれほど大きくなく標準的な施設である。やはり充実しているのは露天風呂で、前述の2つの人工的な温泉のほか、壷湯や寝ころび湯、湯腰掛、漢方薬草のミストサウナがあり、個人的にはミストサウナと寝ころび湯が疲れた体にはぴったりだった。

 これ以外に売りなのが岩盤浴で、3種類の岩盤とクールダウン用の4つの部屋がある。個人的には追加料金を払ってまで入る気はしなかったのだが、非常に混雑して人気らしい。

 その他の施設としては、近年のスーパー銭湯らしく当然のように食事処やゲームコーナーがあり、散髪もできる。また、マッサージ系としては、アカスリやボディケア、フットケアがあり、変わったところではヨガの要素を取り入れたタイ古式リラクゼーションや痩身ゲルマニウム温浴まであって、なかなか多彩な設備だった。ただ、明石海峡大橋のすぐ近くではあるのだが、期待したほどの景色ではなかったのが少し残念なところではある。

 

最終訪問日:2008/5/23

 

 

個人的にはお気に入りのスーパー銭湯なんですが、某アウトレットのショッピングセンターが隣にある為、土日は外も中も混雑で近寄れないのが残念!

ほんま、時間によってはめっちゃ混むんですよね。

しかも、ぶらりと寄りたい時は混む時間が多いっていう難しさ。。。

 

太山寺温泉

 古くから、周辺では太山寺ラドン温泉として有名で、オープンは1987年4月。現在は、宿泊施設を備えた天然ラジウム温泉なでしこの湯として営業している。

 以前は、ラジウム温泉太山寺という名で営業していたが、オープンからの築年数を考えても解るように施設などの老朽化が進んでいた為、2010年12月1日にリニューアルオープンした。リニューアル前にも連れられて訪れたことがあるのだが、昭和的温泉ホテルのような建物だった記憶が朧気ながらある。リニューアル後は、周辺の田園風景や太山寺という古刹のイメージに合わせ、建物の外観は木を基調とした和のデザインに改められた。

 なでしこの湯という名が一般的だが、源泉名は題字の通り太山寺温泉で、泉質は弱アルカリ性の単純弱放射能鉱泉である。湯は無色透明で、分析表には微弱な硫化水素臭とあったのだが、実際の湯船ではあまり感じなかった。

 浴室は方形で、室内の対角に大小2ヶ所の湯船があり、小さいほうはバブルジェットが装備されているほか、打たせ湯やサウナもあり、外側の柱に沿って縁側のような形で露天風呂もある。ただ、設備的には大きな目玉はなく、ミストサウナに温泉水が使われているなど、設備よりは泉質重視の構成と言えるだろうか。浴室で特徴的なのは、2ヶ所の浴槽を結ぶ通路が渡り橋のようになっているところで、これはちょっと珍しい造りだ。

 リニューアル前は、前の道を通る度にいつか行こうと思いつつ結局行けなかったが、リニューアルしたのを機にようやく訪れることができた。21時過ぎに行ったので湯が無かったが、入口近くに足湯の設備もあるほか、隣の保養宿泊施設との間のエントランス部分は高級温泉旅館のような趣になっており、スパリゾートの雰囲気が漂う。浴室では、低い設定温度で温泉水のミストを浴びることができるサウナが、なかなか贅沢でお勧めだ。ただ、宿泊施設付随の施設の為か、営業時間が22時までと早いので、時間には注意が必要である。

 

最終訪問日:2010/12/23

 

 

訪れた日が寒かった為か、それとも浴室の構造的なものなのか、はたまた湯温が高めの設定になっていた為か、浴室内がかなりの湯気で先を見通せなかったというはちょっと面白かったです。

通路の手すりを頼りに浴室の真ん中ぐらいまで行かないと、全体像が掴めませんでした笑

ここのミストサウナは最高ですね。

ほどよい暖かさで、長い時間存分に温泉ミストを浴びることができて、とても贅沢!