琵琶湖大橋の西南、仰木から比叡山山頂までを結ぶ全長11.8km道路で、開通は、比叡山ドライブウェイが整備された8年後の昭和41年(1966)5月1日。
京都と滋賀の県境にある比叡山は、東西からロープウェイで麓と繋がってることから解るように、東西方向には険しい山裾が広がっているのだが、比叡山へ道路を通す上で、この勾配をできるだけ緩やかにするため、比叡山ドライブウェイとは反対の北側から尾根筋に道を通したのが奥比叡ドライブウェイである。
ルートとしては、起点を延暦寺東塔エリアとし、西塔エリア、横川エリアの脇を通って仰木ゲートまでを繋いでおり、延暦寺の各エリアをすべて回ることができることから、本当の意味での現代の参詣道と言えるかもしれない。
道路は2車線あり、緩やかな尾根を通っているといっても、急な勾配とタイトなコーナーが多いワインディングロードで、比叡山ドライブウェイよりも交通量が少なく、こちらのほうが気持ちよく走ることができるだろう。特に仰木ゲートから横川エリアまでは、勾配もコーナーもきつく、走り甲斐がある。ただし、走り甲斐があるためか、日曜休日は二輪車の通行が禁止されており、ライダーは注意が必要だ。
比叡山ドライブウェイとは、起点である東塔トンネル付近で接続しており、一体として運用されている印象もあるが、比叡山ドライブウェイとは運営会社が違うようだ。どちらも、比叡山への観光道路というが主であるが、沿線の景色や山岳道路ならではの麓の眺望も楽しめ、走っていて非常に愉しい道である。ただ、どちらも営業時間が設定されており、早朝深夜の通行はできない。
最終訪問日:2001/8/29
二輪車の通行禁止というのがあるので、平日を選んで通りました。
平日は恐らく通行も少なめなんでしょうね。
とても気持ち良かったです。