Mottyの旅日記 Archive

Mottyが巡った場所の記憶と記録

本栖みち

 富士川富士五湖本栖湖を結ぶ道で、国道300号線の内、本栖交差点から身延町国道52号線までの、国道139号線と重複していない区間を本栖みちと呼ぶ。全長は約25km。

 富士山近辺の道には、それぞれ御坂みちや道志みちのように、山梨県によって愛称が付けられており、本栖みちもその内のひとつである。だが、人口の多い東京圏とは富士山を挟んで反対方向にある道路のため、道志みちに比べれば知名度はいまひとつ高くないようだ。

 とは言え、関東屈指の山岳道路とされており、本栖湖に近い部分は急坂とヘアピンの連続で、それなりに固定ファンがいると思われる。

 訪れた時は、身延町から富士五湖を目指して上って行ったのだが、ヘアピン多発の区間も含めて全線2車線で整備されており、時折狭くなる部分はあるものの、基本的には快適に走れる非常に良い道だった。身延町側から走ると、川沿いの道から森林を縫い、断崖沿いを走って高原の道へと、景色が短時間のうちにどんどん変わっていくこともあり、非常に面白く走れた良い道である。

 ただ、山岳道路であるが故に大型車両は足が遅くなってしまい、特に本栖湖に近い部分は、そのような車をパスできるような登坂車線や幅広の部分もないので、運が悪ければ足の遅い車の後ろをひたすら走ることになってしまうという、山道共通の悩みはこの道にも存在するようだ。追い抜きできるゾーンが無いため、こればかりは譲ってくれるやさしいドライバーをそっと期待する以外に無さそうである。

 

最終訪問日:2012/10/13

 

 

富士川の川沿いからぐんぐんと坂を上っていく感覚は、着実に富士山へ近づいて行っているという高揚感があって、とても愉しかったですね。

そして現れる本栖湖と富士山のコラボレーション。

日本の観光道路の中では、景観ではトップクラスの道ではないでしょうか。