Mottyの旅日記 Archive

Mottyが巡った場所の記憶と記録

ミカタスノーパーク

 鉢伏山近辺にあるスキー場のうちのひとつで、昭和58年(1983)の開業。廃業ではないようだが、平成30-31年(2018-19)シーズンが最後の営業となっている。

 ミカタスノーパークという名前になる前は、ミカタ奥ハチスキー場という名前であった。このことが示すように、阪神地区から行くと鉢伏山の裏側になる為、ハチ高原等の入口からさらに30分以上時間が掛かる奥側に位置する。省略されて、ミカタだけで呼ばれることも多い。

 神鍋高原周辺やハチ高原、ハチ北といったメジャーなスキー場を除いた、県内のマイナーなスキー場の中では、ゲレンデが大きく、最長滑走距離は2000mあったほか、ハーフパイプスノーボードパークも備えており、リフトは4本のみながら、スキー場としては充実していた。しかし、阪神地区からのアクセスが他より遠くなるためか、京阪神からのスキー客は少なく、鳥取や地元のスキー客が多かった記憶が残っている。

 スキー客の少なさと、ゲレンデの広さがお気に入りで、ホームゲレンデにしていたが、なんと言っても新雪が降った後の最上部からの2コースは最高で、非常に印象が強い。

 ワニの背コースもその狭さから緊張感があって良いのだが、ジャンピングウエーデルンコースの林道から入ることができる壁のようなコースは、新雪を滑りつつも落ちるような感覚があって、とても良かった。ミカタスノーパークの最大斜度40°は、この部分だったのだろう。ただ、そのほかのコースは緩斜面が続くところが多く、変化も少ないので、全体としては初心者から中級者向けといったところだろうか。

 それ以外の難点としては、スキー客の少なさもあって、レストハウスや付帯する設備にあまり力が入れられていなかったことだが、あの壁のようなコースとスキー客の少なさを考えれば、スキーやボードを楽しむ場としては十分におつりがくるスキー場だった。また、神戸や姫路へ帰る場合は、ハチ高原やハチ北といったメジャーどころよりもスキー場が奥にある為、先に国道9号へどんどんと合流されるので、毎回、早めに帰路につくために気が焦ったというのも、懐かしい思い出だ。

 

最終訪問日:2009/1/17

 

 

かつてのホームゲレンデであったので、営業が停止しているのは、個人的には凄く寂しいです。

しかし、暖冬傾向やスキー客の減少がある上、アクセスに時間が掛かるのはどうしようもなく、阪神地区からのスキー客が期待できないのは変わらないですから、再開は難しいんでしょうね。

ん~~~残念です。