Mottyの旅日記 Archive

Mottyが巡った場所の記憶と記録

湯の瀬温泉

 江戸時代に岡山藩が整備した小森温泉から近く、国道429号線から県道を1kmほど入ったところにある、湯の瀬温泉旅館という1軒宿の温泉。

 豊岡川という、西から旭川へ流れ込む支流沿いにあり、温泉の源泉は川床にあるという。知名度は高くないが、古くから湯治の温泉として一部には知られていたようだ。また、向かいにはキャンプ場があるため、夏場にはキャンプ場に泊まって外湯で利用する人も多い。

 湯船は、1軒宿であるため、当然ながら普通の小さな旅館と同じように湯船は広くなく、5人入れば足を伸ばせなくなる程度の広さである。泉質は、場所的に近い小森温泉とほぼ同じアルカリ性単純泉だが、硫黄臭やぬるぬる感があり、温泉らしさは十分感じられる良い湯だ。また、夜でよく分からなかったが、僅かに白く濁っていたように思われる。ただし、湧出温度が30℃程度と高くないため、加温はしているようだ。

 訪れた時は、向かいのキャンプ場でキャンプをした際に立ち寄ったので、割合に混雑しており、残念ながらゆったりと温泉を味わうという雰囲気にはならなかったが、建物も含めた温泉旅館全体としてもなかなか良い感じだった。キャンプシーズンを避ければ、田舎の鄙びた温泉という雰囲気が相当にありそうで、ツーリングの途中にちょっと寄ってみたくなるような、そんな温泉である。

 

最終訪問日:2002/8/10

 

 

自分も他のキャンプ客に交じっての入浴だったので、前の人が出るまで女将さんと雑談していましたが、女将さんも旅館の方もフレンドリーで、とても良い雰囲気の旅館でした。

ツーリングで近くを通った時には、また寄ってみたいですね。