Mottyの旅日記 Archive

Mottyが巡った場所の記憶と記録

湯川温泉 (南紀湯川温泉)

 有名な勝浦温泉のすぐ近くにある温泉。岩手県にも湯川温泉がある為、南紀湯川温泉と呼んで区別することもあるようだ。

 紀伊半島の東岸は温泉が多く、有名な勝浦温泉を中心に何ヶ所か点在している。この湯川温泉もそのひとつで、古来より熊野詣の湯垢離場として栄えたというから、開湯はよほど古い。また、その経緯から、有名な法師や上人が開湯したという伝説がありそうではあるのだが、それは確認できなかった。

 訪れた当時は、温泉宿数軒と1軒のホテルがある程度の温泉で、静かな雰囲気が印象に残った温泉である。ただ、2000年の春に国道42号線を通った時には、唯一あったホテルは解体工事中だった。それが倒産によるものか改築によるものかはわからないが、有名な那智勝浦温泉に隠れ、なかなか経営が難しいのは間違いないようだ。

 温泉の泉質は、単純泉や硫黄泉で、宿によって若干違うらしい。自分が泊まった時に泉質を確認していなかったので、改めて調べようとすると、宿の名前がどこにも引っかかってこなかった為、旅館が潰れてしまったのか、それとも間違って覚えていたのかすら、今となってはわからない。

 個人的には、有名どころでは味わえない鄙びた感じが好きなのだが、そういう人も多いようで、根強い人気があるという。リゾートとしての温泉ではなく、静かに保養したり落ち着いて湯治をしたりするのに向いた温泉である。

 

最終訪問日:1995/8/17

 

 

訪れた当時は、無計画で、行けるところまで行ってから宿を確保するようなスタイルでしたから、リゾート地の勝浦温泉の敷居は高く、急遽、当日に素泊まりで予約が取れた温泉でした。

静かな温泉街で、落ち着いて過ごせた印象が強いですね。

もう記憶が薄れているので、南紀に行った際には、もう一度入浴してみたいです。