Mottyの旅日記 Archive

Mottyが巡った場所の記憶と記録

湯浅温泉

温泉宿泊施設湯浅城の前景

 豪華な城の形をした温泉宿泊施設の湯浅城の温泉。訪れた時は国民宿舎湯浅城という名前だったが、今は国民宿舎ではなくなっているようだ。ちなみに、国民宿舎湯浅城は昭和57年(1982)9月の開業で、開湯も同時だったのだろう。

 入浴は、宿泊者だけでなく、外湯としても利用でき、訪れた時の入浴料は300円と安かった。泉質は、当時の現地の成分表には重曹泉、つまりナトリウム-炭酸水素塩泉とだけあったが、現在の公式サイトには低張性アルカリ性鉱泉とある。冷鉱泉のため、当然ながら加温であるが、アルカリ性のややぬめりのある湯が心地よく、美肌の湯らしい浴感だ。

 浴室の規模はそれほど大きくなく、設備としては、浴槽内に空気が噴き出す泡風呂とサウナがあるのみだったが、訪れた時は利用者がそれほど多くなかったため、ゆっくりと入ることができた。その当時は20時という早い時間に閉まってしまうこともあって、外湯として利用する人が少ないか、早い時間帯に利用する人が多かったのだろう。

 湯浅城の建物が、青木山という高台にあるため、湯浅市街からであれば、場所が非常に分りやすく、迷うことなく辿り着くことが可能かと思われる。外観は、五層の天守を中心に四周を多聞で囲い、その四隅に二重の櫓を構えるという、非常に豪華な造りだ。ちなみに、周囲には二の丸温泉など、いくつか温泉もあるので、はしごするのも面白いかもしれない。

 

最終訪問日:2000/3/27

 

 

壮麗な建物が、城好きの心をくすぐる温泉ですね。

天守閣から湯浅の市街の眺めを見なかったので、陽の出ている時間にまた行きたいですね。

4階には本当の湯浅城の資料もあるそうなので、そちらも見てみたいです。