Mottyの旅日記 Archive

Mottyが巡った場所の記憶と記録

宇甘渓

 旭川の支流である、岡山県中央部の吉備高原から流れ出る宇甘川の、中流域の渓谷。

 渓谷といっても、川沿いはそれほど崖が切り立った険しい場所ではないが、ふと近辺の山々を見ると、切り立った奇岩を遠くに望むことができる。宇甘川に沿って、このような山の迫った渓谷が4kmほど続いていており、吉備高原の高地から流れ出た宇甘川の水流が、長年かけて削った地形なのだろうか。

 宇甘渓は、比較的緩やかな川の流れの部分が多く、春から夏にかけては、キャンプや川遊び、バーベキューを楽しむ家族連れの姿が多い。また、紅葉の名所としても有名で、特に渓谷の中ほどにある宇甘渓自然公園の赤橋の近辺は、橋の赤色と紅葉の赤黄色が映える美しい場所として知られ、アマチュア写真家も多く訪れているようだ。

 宇甘渓の場所は、旭川沿いの国道53号線から、宇甘川に沿って走る県道31号線を15kmほど奥に入ったところで、その県道31号線沿いには、ドライブインやキャンプ場があり、駐車スペースも結構あって、訪れる側としては非常に有り難い。周辺一帯は、吉備清流県立自然公園にも指定されており、渓流の穏やかな雰囲気だけではなく、山肌に力強く生える樹木には生命の強さが感じられる場所でもある。

 

最終訪問日:2002/8/10

 

 

岡山の大学に行っていた友人に教えてもらった場所です。

渓谷ではありますが、穏やかな表情が印象的ですね。