Mottyの旅日記 Archive

Mottyが巡った場所の記憶と記録

潮岬

登ることが可能な潮岬灯台

 本州最南端の岬。

 潮岬灯台は北緯33度26分15秒、東経135度45分16秒に位置し、広義の潮岬という大きなくくりの中でも最南端となるのは、潮岬灯台からやや東の岩礁であるクレ崎である。

 国道42号線から、島のような潮岬を1周する県道41号線へは、平地にある潮岬東入口と西入口の2つの交差点でつながっており、交差点同士は300m程しか離れていない。つまり、潮岬が、隣の紀伊大島と同じく以前は沖に浮かんでいた島で、後に本土と繋がった陸繋島だというのが、現地からもよく解る。

 岬の周辺は、島だった痕跡を示すようにこんもりと盛り上がっており、海に対しては断崖を形成している。岬の先端には観光タワーが建ち、本州最南端訪問証明書を発行してくれるほか、その前には大きな芝生広場が広がり、晴れた日には潮風が非常に気持ちいい。

 広場から西へ少し離れたところにキャンプ場があり、その更に西に潮岬灯台がある。この灯台は、慶応2年(1866)に欧米4ヶ国と結んだ改税約書によって建設が約束された、8つの条約灯台の内のひとつで、明治3年(1870)に完成した日本最初の木造洋式灯台という。

 以後、明治11年(1878)には石造に改められ、現在まで本州の南の難所を照らし続けてきた。そして、現在では、全国に16ある参観灯台のひとつとして灯台に登ることができ、目の前には270度の水平線パノラマが広がる貴重な灯台となっている。

 

最終訪問日:2000/3/28

 

 

潮岬は計3度訪れていますが、大人になって訪れた2度は、どちらも天気が良くなかったですね。

最後の3度目は、カッパを着ながら大急ぎで灯台に登った思い出があります。

まあそれも良い思い出ではありますが笑