和歌山県の高野山と龍神温泉を結ぶ全長42.7kmの有料道路で、水ヶ峰からごまさんスカイタワーのある護摩壇山までは、ほぼ和歌山県と奈良県の県境がある山々を縫うように走る。
開通は、昭和55年(1980)7月21日で、当初は和歌山県道路公社の有料道路として運用されていた。開通から24年目の平成15年(2003)10月1日に無料開放されたが、建設費用の償還が終わったわけではなく、周辺が「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録されるにあたり、そのアクセス道路を確保するというのが理由で、現在は国道371号線の一部となっている。
標高1000mを超える高地を縫うように道路は走っており、山岳道路と言える山深いルートだが、道路の始点終点付近は勾配がきついものの、尾根筋の途中部分は意外にアップダウンが少なく、道路の両側に時折見える山々の景色が心地よい。また、途中のごまさんスカイタワーの有料展望台からも、県境に広がる峻険な紀伊山地の山々を上から見下ろすことができ、こちらも爽快だ。
バイクのワインディングスポットとしても知られ、訪れた日もライダーがかなり多く、中にはサーキット経験もあるような、ツナギを着た人までおり、ビッグバイクを自在に操っていた。その標高から、冬季は夜間通行止めとなるほど気候は厳しく、春や秋などにバイクで走る場合は、しっかりした防寒対策が必要となるが、その分、夏は爽快に走れるだろう。
最終訪問日：2003/4/27
関西のライダーならほぼ知っているであろう、かなり有名なワインディングコースです。
走ると、やっぱり楽しいですね。
ただ、早いバイクが後ろに付くと、妙にブレッシャーを感じます笑
