Mottyの旅日記 Archive

Mottyが巡った場所の記憶と記録

関ケ原町歴史民俗学習館

 関ヶ原の合戦での、家康の最終陣地である陣場野公園の前にある資料館。昭和57年(1982)に関ケ原町歴史民俗資料館として開館し、令和2年(2020)10月21日からは、関ケ原町歴史民俗学習館に改称されている。

 訪れた頃は、まだ歴史民俗資料館の時代であったが、この頃の主な展示内容は、関ヶ原の合戦についてであった。合戦における東西両軍の布陣図や、時間を追って各部隊がどう動いたかなどの合戦の流れ、当時の甲冑や火縄銃などが展示されており、特に時間経過がよく解るよう工夫された展示で、じっくり見学できた覚えがある。

 これら関ヶ原の合戦関係の展示は、資料館の改称と同時に岐阜関ケ原古戦場記念館が開館したことに伴い、そちらへ移転された。このため、学習館となってからは、より関ケ原町の歴史や民俗にフォーカスを当て、体験型の施設へと変わっているようだ。

 この関ヶ原では、徳川家康率いる東軍と石田三成が実質的な総大将だった西軍が対決する約1000年前にも、天智天皇の子弘文天皇天智天皇の弟で後に天武天皇になる大海人皇子が争った、壬申の乱という天下分け目の合戦があり、古代から要衝の地であった。そのような、東西の交流点としての地勢的な歴史や背景を踏まえつつ、先史時代から現代に掛けての、関ケ原町の役割や民俗資料が、学習館では展示されているようだ。

 

最終訪問日:1995/8/19

 

 

GoogleMapに場所をプロットしようと探しても見つからず、調べてみると、いつのまにやら改称されていたんですね。

関ヶ原の合戦があまりにもメジャーなだけに、古戦場記念館と役割分担といったところでしょうか。

記念館も学習館も、いつかまとめて行きたいですね。