Mottyの旅日記 Archive

Mottyが巡った場所の記憶と記録

禄剛崎

禄剛崎に建つ禄剛埼灯台日本海

 能登半島北東端の岬で、禄剛埼灯台は北緯137度19分35秒、東経37度31分44秒に位置する。

 禄剛崎周辺は、古くからの日本海航路の難所で、北前船の西廻り航路が発達すると、事故を防ぐための目印として狼煙が焚かれた場所であった。禄剛崎の突端の地名が、そのまま狼煙であることが、当時の岬に期待された機能を如実に表しているだろうか。

 西洋との交流が始まる江戸時代末期から、西洋側の要望もあって全国に灯台が設置されていくのだが、禄剛崎では、明治16年(1883)に灯台が建設された。以来、海の安全を提供する灯りとして稼働し、現在では、他に海上ビーコン用の通信設備も設けられている。

 能登半島日本海に突き出ている形となっているため、灯台のある高台からは270度水平線の爽快な眺めが気持ち良く、この日は見えなかったが、天気のいい日には新潟や佐渡島までが見えるという。また、海からの日の出と海への日の入りを、同じ場所で味わえる事でも知られている。

 灯台へは、灯台の敷地の入口から分岐しているけもの道を辿れば、断崖上の岬の先端まで行くことができるが、強風の時には注意が必要だろう。灯台の周辺は非常にすっきりと整備されていて心地よく、他の灯台よりも多めに水平線を味わうことができる。

 

最終訪問日:2001/9/16

 

 

訪れた時は、日曜というのに観光客が少なかったですね。

灯台へ登る道の前にあった大きな駐車場にも車は少なく、なかなか能登半島の先っぽまで訪れる人は多くないようです。

能登半島を一周していると思われるライダーはかなり多く、先端好きのライダーも多いと思われるんですが、国道から少し離れてしまうというのもあるんでしょうか。