Mottyの旅日記 Archive

Mottyが巡った場所の記憶と記録

津幡ふるさと歴史館 (れきしる)

津幡ふるさと歴史館れきしるの外観

 平成28年(2016)4月21日に開館した、郷土館的な性格もある歴史館。愛称は「れきしる」。

 津幡という場所は、能登、加賀、越中の結節点で、古くから交通の要所として発展していた。そのため、歴史的な遺跡も多く、国指定史跡である加茂遺跡や、日本最古のお触書である加賀郡ぼう示札などが発掘、出土している。また、交通の要所という傍証にもなるのだが、津幡市街から比較的近い所に古戦場で有名な倶梨伽羅峠があり、それに関連して城砦も多い。

 歴史館は、これら歴史的な痕跡を中心として展示されており、前半は加茂遺跡やぼう示板、中盤が倶梨伽羅峠の戦いや、その周辺の城砦の位置、概要などが解説されている。展示の後半部分は、江戸時代から近代に掛けての津幡の様子や民衆の生活に焦点が当てられた展示になっており、津幡の今昔を知ることができようになっていた。

 津幡城跡を訪れて初めて存在を知ったのだが、駐車場を含めて非常に綺麗に整備されており、外観も現代風の和モダンな感じで、気軽に入り易い雰囲気がある。内部も、現代的に要点整理された展示になっていて、非常に解りやすかった。

 大きくはない施設だが、建物のデザインも飲食店かと思うほどスマートで、展示もすっきりとまとまった良い施設だったので、今後も地域の歴史を発信する施設として、色々活用されて欲しい施設である。

 

最終訪問日:2017/5/21

 

 

個人的には、津幡周辺、倶利伽羅峠周辺の城砦が丁寧にまとめられていて、興奮しました。

まとめた資料を本にして、そのガイドブック片手に歩き回りたい笑