Mottyの旅日記 Archive

Mottyが巡った場所の記憶と記録

安土城郭資料館

 JR安土駅の南東側すぐのところにある、主に安土城天守閣や安土町の中世に関する歴史資料を集めた資料館。いつ頃に開館したのかは、調べたが分からなかった。

 市町村合併前の安土町時代は、安土町城郭資料館という名であったが、安土町が平成22年(2010)3月21日に近江八幡市との合併によって消滅したため、現在の名前に変更されている。

 安土城は、資料館のある安土駅前から1.6kmほど北東の安土山に織田信長が築いた城で、天正4年(1575)に築城を開始し、3年の月日を掛けて同7年(1579)に完成した。独創的な発想を持っていた信長らしく、それまで純然たる軍事施設だった山城とは違い、きらびやかで個性的な外観をしており、政治的な波及効果が期待された城だったようだ。

 ただ、完成から3年後の本能寺の変の直後に焼失してしまっており、具体的な外観や内装があまり伝わっていない城でもある。このような未解明な部分が、各人それぞれの想像力を膨らませることを促し、結果的に安土城の魅力をより引き立たせているのかもしれない。

 資料館へ入ってみると、1/20スケールの安土城天守模型がでんと構えて入館者を出迎え、未だ謎に包まれた部分が多い安土城天守閣に関する展示が並ぶ。資料館の規模としては小さいのだが、城郭に絞ってある所が面白く、個人的には好きな資料館だ。2階には信長や安土城、中世の安土町に関する書籍を集めた安土文庫があり、時間があればじっくりと調べたい史料について読みふけることもできるようになっている。

 

最終訪問日:1996/10/13

 

 

安土駅前にある資料館で、電車で来るなら絶対に迷うことはありません笑

コーヒー券付きの入場券があるようなので、ブレイクがてら立ち寄ってもいいかもしれまのせんね。