安田城に付随した資料館で、入場料は無料。
天正13年(1585)に佐々成政の富山城を秀吉が攻める際、その本陣となった白鳥城の支城として築かれた安田城に関する資料館で、昭和56年(1981)に安田城跡が国指定史跡になった際に、城跡の整備と同時にガイダンス施設の設置が進められ、平成5年(1993)4月1日に開館した。
館内は、その名の通り、安田城とその築城理由となった富山の役、そして城主を務めた岡島一吉に関する説明が、映像などを交えて展示されているが、安田城の発掘から整備までの内容や、古代遺物の展示もされている。
展示内容はそう多くは無いのだが、すっきりとした展示で、全体的に展示物が見やすい施設だった。また、2階は展望台となっており、安田城の構造を上から把握することができるようになっている。城内には木陰も無いので、暑い時などは散策後の休憩に必要な施設でもあるのだろう。
個人的には、富山県内の古城に関する説明を各城それぞれ1枚にまとめた資料が資料館内にはあり、それが何よりも有難かった。ここまで丁寧にまとめられた資料を一括で手に入れられる場所はそう無く、城好きの人間が富山県内を訪れる時は、是非最初に行っておくべき施設と言えるのではないだろうか。その資料があると無いとでは、城に対する理解や散策の仕方が、全く変わってくると思われる。
最終訪問日:2017/5/21
綺麗に整備された安田城のビジターセンターとして、とても優秀な施設でした。
特に置いているお城の資料は抜群ですね。
読み耽りそうになりました笑