Mottyの旅日記 Archive

Mottyが巡った場所の記憶と記録

奥神鍋スキー場

 神鍋高原にあるスキー場の中で、名前そのまま神鍋高原の西奥にあるスキー場。最長滑走距離は3100m、最大斜度は35°で、通称は「オクカン」、もしくは播州弁で「オッカン」ともいう。残念ながら、開業年については、調べても分からなかった。

 神辺高原は、その中心に存在する標高469mの神鍋山や付近の火山が、溶岩や噴出物を堆積させて作り出した地形で、奥神鍋スキー場は、神鍋山から見て西向かいの谷筋の奥にあるスキー場である。現在は国道482号線によって高原の奥の西側からもアクセスできるが、昔は円山川から支流の稲葉川沿いに遡り、その先の開けた高原のさらに奥にあったため、この名前になったのだろう。名前に、昔の交通事情が見え隠れするスキー場である。

 奥まったところにあるだけあって、神鍋高原の中では雪質が良く、積雪量も多い。コースは幾つかに分かれているものの、ゲレンデとしてはほぼひとつなのだが、滑走できる長さはかなりあり、一番上まで登ればの最長距離の滑走が可能となる。この滑走距離の長さが、奥神鍋スキー場の一番の魅力だろう。

 隣接する万場スキー場とも、四季の森コース経由で行き来でき、スキー場の違いを楽しむ事ができる。ただ、万場スキー場もほぼゲレンデはひとつなので、2つ合わせても豊富なコースを滑れるというわけではないというのが、やや残念なところだろうか。

 神鍋高原の中でも奥側になるため、かつては帰り道にどんどん他のスキー場から車が合流して大変混雑したが、蘇武トンネルが開通して多少は車の流れが変わったのだろうか。最近は行っていないのでわからないが、神鍋高原のスキー場も減ったしまったので、良いのか悪いのか、交通事情は改善しているのではないだろうか。

 

最終訪問日:1996/1/13

 

 

神鍋高原のスキー場では、アップかんなべや名色スキー場に雪が無い場合でも、奥神鍋スキー場なら雪があるというのがよくありました。

雪が少ない年はよく使わせてもらいましたね。