兵庫県と鳥取県の境である、戸倉峠近くにいくつかあるスキー場のひとつ。兵庫県下の最高峰である、氷ノ山系の山塊の東南端に位置する。
名前に新と付いているのは、ばんしゅう戸倉スキー場よりも遅い昭和57年(1982)に開業したためであるが、皮肉にも、ばんしゅう戸倉スキー場よりも長く継続させることができず、平成19-20年(2007-08)シーズンが最後の営業となってしまった。ただ、事実上の廃業であるが、公式には休止としか案内されていないようだ。
前述のように、戸倉峠周辺にはばんしゅう戸倉スキー場と若杉高原おおやスキー場があるが、ここは登行ながらクワッドリフトが設置されていた。このクワッドリフトは、神鍋高原やハチ高原周辺の大きなスキー場よりも導入が早く、兵庫県下で最初であったという。ただ、メインのゲレンデはすり鉢状になっていて、幅は広いものの滑走距離は長くなく、やや変化に乏しいゲレンデだった。一番下のクワッドリフトまで滑ると、細く難易度の高いコースも途中にあって楽しめたのだが、そこは初心者にとってはハードルが高く、クワッドリフトの輸送力をあまり活用できていなかった印象がある。
アクセスには、姫路と鳥取を結ぶ国道29号線を使うが、繋がる高速が中国自動車道しかないため、延々と国道を走らなければならず、阪神地区などから来るにはやや不便だったのだろう。その代わりと言っては何だが、姫路や鳥取ナンバーのスキー客が多く、平日などはかなり空いていて穴場と言えたスキー場だった。
最終訪問日:1996/2/18
学生時代、友人の家に泊まってからスキーに行くという、ダメなパターンで訪れたスキー場ですね。
結局、寝るのを妨害しあうチキンレースの果てに、意識朦朧とした感じで滑った記憶があります笑
ただ、天気だけは良く、視界の開けたゲレンデが気持ち良かったですね。