Mottyの旅日記 Archive

Mottyが巡った場所の記憶と記録

吉備高原ニューサイエンス館

 吉備高原都市にあった、未来をテーマにした科学館。開館は昭和60年(1985)10月で、建物の老朽化や吉備高原都市の行き詰まりなどもあり、平成21年(2009)3月31日で閉館した。

 大きく分けて、エレクトロニクス、バイオテクノロジー、新エネルギー、新素材の4つのテーマがあり、それぞれ、子供にも解りやすいように、科学を噛み砕いた形で展示していた資料館である。また、それぞれのテーマに即した科学現象を実際に体験する事もでき、この体験コーナーは、大人でも結構楽しめるのがミソで、子供と一緒に遊びながら色々と体験できる施設であった。これらのメイン展示のほかにも、立体映像のシアターもあったと記憶している。

 入場は無料で、吉備高原やその周辺へキャンプなどに来た家族連れが、帰りなどによく訪れていたらしく、やたらと子供の姿が多かった印象が強い。最初に来たのは平成になってすぐの頃で、展示スペースの入口に、90年代の車はこうなるという感じのコンセプトカーが置かれていて凄いと思ったが、21世紀になった後もそのままだったのはちょっとびっくりした。

 基本的には、非常に楽しく科学を紹介している科学館であり、展示内容がもう少し更新されていればと思う部分も所々ではあったが、子供連れにはちょうど良い入門用の科学館だったと思われる。インターネットで何でも調べられる時代ではあるが、実際の体験を通して理を知るという経験の価値はより大きくなっているだけに、閉館となってしまったのは非常に惜しい。

 

最終訪問日:2002/8/11

 

 

2回しか訪れていませんが、展示の記憶がはっきりと残っている科学館です。

楽しい体験だったんでしょうね。

吉備高原都市の調和の取れた未来志向的コンセプトもあって、未来感やワクワク感のある施設でした。