Mottyの旅日記 Archive

Mottyが巡った場所の記憶と記録

岸和田市立郷土資料館

 かつて岸和田城内にあった郷土資料館で、復元された多聞櫓門と隅櫓の内部を使用していた。開館は、櫓の完成公開と同じ昭和45年(1970)5月15日で、閉館は、平成19年(2007)3月31日である。

 郷土資料館で展示されていた内容は、復元された岸和田城の櫓内にあっただけに、岸和田藩主であった岡部家や、岸和田藩関係の歴史資料が多かったほか、岸和田に点在する遺跡から発掘された品々が並んでいた。

 ただ、江戸時代から城下町として発展し、比較的早くから市街化が進んで発掘調査が後手に回ったためなのか、展示される遺物の数は多くなく、古代のものよりも建武期以降の中世のものが中心であったと記憶している。

 入館料は、すぐ目の前にある昭和29年(1954)復元の岸和田城天守閣と共通であった。また、展示物も系統的に双方は割と近く、当然ながら場所的にも近かったため、時の流れと共に天守閣と一体的な運用が図られ、郷土資料館が廃止されたのだろう。

 ちなみに、内部で展示されていた貴重な史料は、現在は岸和田市のホームページで郷土文化室保管の史料として閲覧することができるようになっており、どのようなものがあったか確認することができる。これらは、何かの特別展などで再び展示される場合もあると思われ、また機会があれば鑑賞したい。

 

最終訪問日:2003/4/26

 

 

だんじり祭りの時は休館というのが示されていて、さすがは岸和田と、妙に納得した覚えがあります。

今は天守閣と一体運用され、櫓内部はイベントなどでも使われているようですね。