Mottyの旅日記 Archive

Mottyが巡った場所の記憶と記録

宮津市歴史資料館

 宮津市の歴史に関する資料や複製模型などを展示している資料館で、平成14年(2002)5月12日の開館。

 資料館は、宮津の歴史的中心であった宮津城跡から、西側の外堀代わりであった大手川を北西側に渡った先にある、みやづ歴史の館に併設されている。みやづ歴史の館には、体験学習室や文化ホールがあるが、その4階のフロア全部が資料館だ。

 展示内容は、入口すぐのところに天空劇場という120インチのスクリーンと4台のディスプレイを用いた小空間があり、まず宮津についての伝説や歴史などを映像で知ることができるようになっていた。そこから先に進むと、いよいよ本格的な展示スペースで、まず、天橋立の成り立ちやボーリング調査による地質的な考察の展示があり、続いて有史以前から古墳時代にかけての遺物の展示がある。その先には、時代の流れに沿った資料が展示してあり、江戸期の城下町時代の展示が最も充実していた。全体的には、綺麗に整った歴史資料館という印象である。

 エレベーターを出てすぐにある資料館のロビーからは、一面の大窓を通して天橋立が一望できるが、室内なので天候や温度に左右されず、下手な展望台よりもよっぽど快適に天橋立を見ることが可能だ。訪れた時も、強風で白波立つ宮津湾と天橋立の景色を、しばらくの間、何も考えずに眺めていられるほど、眺望が素晴らしかった。

 

最終訪問日:2006/10/6

 

 

現在は、常時開館ではなく、イベントに合わせて開館されているようですね。

団体であれば、申請すれば開けてくれるようです。

綺麗な資料館ですし、宮津も立派な城下町だったはずですが、宮津城も痕跡程度しか残っていないのでメジャーではないですし、運営はなかなか厳しいんでしょうね。