Mottyの旅日記 Archive

Mottyが巡った場所の記憶と記録

廻旋橋

廻旋橋からの眺めと橋の下を通る小型船

 天橋立の南側の入口にある全長36mの橋で、本土側と小天橋の間に架かっており、その細い運河状の水道を航行する船を通すため、その名の通り回転できるようになっている。

 天橋立へ渡るもともとの手段は渡し船で、この橋が架かっている場所に久世戸の渡しというのがあった。

 その後、利便性を考え、大正12年(1923)になって橋が架けられたのだが、それまでと変わらず船が通れるように、手動で回転させることが可能な構造にしたのが、この廻旋橋の最初という。そして、昭和に入ると、この場所を航行する船の増加や大型化が進んだことから、昭和35年(1960)5月から電動式に切り替えられ、今に至っている。

 天橋立の南側からの入口にあり、訪れた回数から考えると、かなりの回数を渡ったはずなのだが、残念ながら1度も回転したところを見たことがない。朝夕の船の航行が多い時間が狙い目らしく、多い日には1日に50回ほども稼働するという。だが、観光で来る時はどうしても昼間が多くなるため、見たことがないのは、仕方がないと言えば仕方がないのかもしれない。

 最近は航行する船舶が減り、動く回数が減っているらしいのだが、その珍しい構造が動画の素材として人気になってきているため、回転する姿を見たいという要望は増えているようだ。このため、観光客の多い時期や日曜などは、船が来なくても定期的に稼動させている。

 

最終訪問日:2009/4/18

 

 

稼働している時に通りかかるのは、なかなか難しいですね。

かと言って、観光客の多い日曜に天橋立に行くのもちょっと・・・

いつになったら稼働している姿を見られることやら。