琵琶湖の西にそびえる比良岳のやや南、蓬莱山と打見山の間にあるスキー場で、最長滑走距離1400m、最大斜度30°。
昭和40年(1965)に開業したスキー場で、当初は運営会社だった産経新聞から名前を採り、サンケイバレイという名で営業していた。同44年(1969)からは名鉄グループに経営が移り、この年からびわ湖バレイという名に変わっている。その後も、平成18年(2006)にスキー場リフトの大手メーカーである日本ケーブルグループへとさらに経営が変わったが、名称はそのまま変わっていない。
都市近郊型のスキー場で、大阪や京都からかなり近く、また、かつて有料だった湖西道路が無料開放されて国道になったこともあり、アクセスの向上でさらに手軽に訪れることができるスキー場となった。また、オフシーズンとなる春から秋の稼働率向上にも取り組んでおり、ジップラインなどのアクティビティや、水面の延長上に琵琶湖の眺望が広がるびわ湖テラスなども設けられ、雪の無い季節の観光地としても有名になっている。
麓から伸びるゴンドラが到着するのは打見山で、この山と蓬莱山の間が、メインとなるゲレンデだ。打見山からのゲレンデは斜度が緩く、初心者向けで、クワッドリフトのある蓬莱山からのゲレンデはやや斜度がきつくなり、初級から中級者の人向けだろう。また、この尾根筋のゲレンデからは、天気の良い日には琵琶湖の眺望が広がり、かなり爽快な気分で滑ることが可能である。
一方、中級者や上級者が楽しめるのは、打見山と蓬莱山を結んだ尾根筋のラインから、琵琶湖の反対側へ下りるいくつかのコースで、いずれもコースは広くない上に斜度もあり、中級もしくは上級者用のコースだ。最長滑走距離となるチャンピオンコースもこちら側で、蓬莱山から琵琶湖と反対側の白谷までのコースとなっている。
最終訪問日:1993/3/7
山科に友人がおり、毎年友人の家に泊りがけで行っていました。
今は夏の施設がとても充実しているようなので、懐かしさを抱えながらブラりと避暑に出かけたいですね。