
ベタ踏み坂として有名になった橋で、鳥取県境港市と中海に浮かぶ島根県松江市の江島を結ぶ。全長は1704mで、橋梁部の長さは1446m。
江島へ渡る橋としては、以前は、中海の淡水化事業の一環として昭和49年(1974)に竣工した、中浦水門上の橋がその役目を負っていたが、船舶航行に配慮した跳ね橋であったため、船舶の通過時に交通が遮断されるほか、14t以上の大型車両が通行できないという問題があった。そこで代替の橋として計画され、平成9年(1997)に着工し、同16年(2004)に完成したのが、この江島大橋である。
橋の構造としては、中央支間長が250mもあり、これは日本では有数の長さという。また、5000t級の船舶の航行に配慮した構造のため、高さは44.7mもあり、ベタ踏み坂として有名な島根県側で6.1%、鳥取県側で5.1%の勾配を持つ。
とは言え、島根県側でも斜度としては約3.5°程度であり、数ある坂道の中では、群を抜くというほどの急坂ではない。実際に走ってみると解るが、アップダウンは厳しいものの、車道としてそれほど特別な感じではなく、気負いなく走ることができる道である。
ベタ踏み坂として有名になった島根県側の写真は、江島大橋からの直線上にある大根島から望遠で撮られたもので、圧縮効果が利き、壁のような道路に見えるため、現地でそういう景色を期待すると、やや裏切られるかもしれない。ただ、そういう名所的な感覚ではなく、実生活の感覚で見ると、人力では敵わないというような、かなり存在感のある坂だった。
最終訪問日:2022/5/22
実物を走ってみると、境水道大橋や地元の東灘芦屋大橋のほうがきつく感じました。
調べてみると、どちらも勾配は7%を超えるようで、江島大橋よりきついみたいです。
ですが、橋だけがニョキっと生まれているようなあの写真は、江島大橋の存在感を際立たせていて、そこにしかない風景ですね。