昭和60年(1985)頃に初めて行った記憶があるほど、かなり古くからある加古川の健康ランドで、健康ランドブームの一角を担っていたと思われるが、2000年代初頭のスーパー銭湯ブームに押され、平成20年(2008)4月末日で閉店した。
内部は、典型的な健康ランドの設備が整えられており、大宴会場やレストルーム、レストラン、シアタールーム、ゲームコーナーなどで、1日ゆっくりと過ごすことができた施設である。どれぐらいが標準かは分からないが、健康ランドとしては、一般的な大きさだったのではないだろうか。
めったに行くことは無かったのだが、たまに行くと、年数経過による老朽化は否めないものの清潔感が保たれているのを感じ、浴室などがリニューアルされていたりもしたので、営業努力している跡が窺えて好感が持てた。それだけに、時勢とは言え、閉店したのは残念である。
設備としては、スーパー銭湯登場によって珍しくなくなったジェットバスなど、一般的なものはさすがに揃っており、サウナは普通のものと塩サウナの2種類があった。その中でも特筆すべきは、やはり漢方風呂で、初めて入った時も衝撃だったが、年齢を経ても太刀打ちできず、1分ちょっとで穴という穴が痛くなり、入っていられなくなったのは良い思い出だ。平然と顔色ひとつ変えずに入っているベテランが必ず居たが、これは人間かと驚いたのを今でも鮮明に覚えている。
最終訪問日:2000/12/31
大きな温浴施設としては、多分人生で初めて訪れた場所だと思います。
キリンの大きなマスコットが目印でしたね。
兵庫県南部にあった各健康ランドは、それぞれ違う動物のマスコットがいましたが、あれは同じグループの経営だったんでしょうか。
大人になると、そういう所が気になりますね笑